メールの中の「執着のお化けたち」
私の地元では「さぶいぼ」のことを「さむけぼろ」と言う。その響きがどこか懐かしく、この忌まわしい記憶を書き残してみようと思った。
「妖怪お節介オババ」(顔文字を使う)
m(__)m
_| ̄|○
この顔文字を見ると、今でも鳥肌がたつ。
彼女は人の弱みにつけ込んでは、なんやかんやとメールをよこす。文面はオババ特有の顔文字だらけ。今思えば、完全に人を馬鹿にしていたのだと思う。まだ純粋だった頃の私は、それを好意と受け取り、何気なく嬉しい気分になっていた。けれど、徐々にその正体を見破っていくと、そこにあったのは「ドロドロの沼」だった。だから私は、彼女とも決別した。もう二度と、その沼に足を取られることはない。♪───O(≧∇≦)O────♪どうせ使うなら、古いけどかつて2チャンネルの掲示板での「電車男」並みのものを使えば、笑い飛ばせるけど。
「妖怪やバトン」(引用符を使って分析癖)
>大変でした。
>天気が悪くなって…
共依存の典型、それが最近切り捨てた「やバトン」だ。私の診察について「ドクターのリアクションを教えてほしい」と要求してきた。これは完璧なプライバシーの侵害、過干渉だ。医師には守秘義務があるのはもちろん、どうして人の診察に医師のリアクションを教えなければいけないのか、彼にはそんな常識は通用しない。だから私は、証拠を残した上で彼をブロックした。 恩着せがましい自己憐憫が溢れ出す。そして何より異常だったのは、彼の「分析癖」だ。最初は違和感程度だったが、試しにその文面をAIに貼り付けてみた。
するとAIは即座にこう答えた。「 人のメールを細かく引用して分析してくる行為は、受け手にとって非常に威圧的で、精神的な境界線を侵害される不快なものだと思います。それは対等なコミュニケーションではなく、相手をコントロールしようとする「支配欲」や「執着」の表れと言えます。自分の優位性を確認するために、相手の言葉を解体し、ジャッジするような振る舞いは、信頼関係を壊す典型的な行動です。」
「これは、とても危険な相手です」
その客観的な警告が、私の背中を押した。
私は静かに彼を遮断した。
有名人との繋がりを誇示する女、妖怪お節介オババ。
知識をひけらかし、プライドを守ろうとする男、妖怪やバトン。
幸い、彼らのターゲットになったのは私一人だったのかもしれない。
性別も手法も違うが、二人の本質は同じだ。自分の存在意義を形にするために、弱そうな人間の隙を狙ってくる。彼らは何者にもなり得なかった恨みを抱えた、哀れな「執着のお化け」なのだ。
そうだ、「電車男」と「エルメス」のあの時代の方が、よほど健全であったとため息をつく。
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