バカみたいに愛おしい片思い日記。|泡のまにまに。
「好き」が違う人が好き。
食事に出かけて
「このお料理美味しいね」って言うわたしに
「このお皿好きだな」なんて
返してくれる人が好き。
こんなに美味しい料理を前に
真っ先に出てくるのがお皿の感想だなんて。
同じアニメを観て
「この絵の感じ好きだな」って言うわたしに
「この作品は音声がいいよね」なんて
返してくれる人が好き。
わたしは「目で」観ていたんだけれど
隣であなたは「耳で」観ていたんだね。
なんだか自分と違う「目」をしている人に
惹かれてしまう。
好きになれば
その人の「好き」も知りたくなる。
あなたには
どんな「世界」が見えているの?
あなたは
どんなものに心を揺さぶられるの?
わたしは
あなたの「好き」が知りたかった。
だから
「あなたのオススメを教えて」なんて言うの。
あなたが好きだから。
きっと気づいてなかったよね。
そんなあなたが
わたしの好きな映画の話をしてくれて
嬉しかった。
わたしにちょっとでも
興味を持ってくれたのかなって。
だからわたしも
自分の「好き」を知ってもらいたかった。
だから
わたしのオススメも聴いてほしかったの。
だけど
「時間ができたら観てみるね」って
返ってきたのは3日後だった。
返事を待つ間
期待していた自分がバカみたい。
もしかしたら
お誘いの口実だったのかも。
もしかしたら
「なんて誘おう」って悩んでくれているのかも。
そんな妄想、バカみたい。
あなたにとっては
なんてことのない会話だったのね。
ひとりで舞い上がって
ごめんね。
思い出すだけで恥ずかしくなる。
相手の言動
一つひとつがわたしの心を動かして。
周りの視線が気になるのに
気づいたときには
周りが見えなくなるほど夢中になっていて。
世界が輝いても色褪せても見えるように
わたしの全てを「支配」する。
わたしは全力で
「恋」をしていた。
一度その場から離れてみると
なんてバカみたいに見えるのだろう。
だけど
誰かを想って
一生懸命になれたこと
人を好きになれたこと
それは当たり前のことではなくて
雷のように突然降り注いできたあの日から
大切に向き合ってきた証なんだと思う。
そんなわたしを
「愛おしく」も思う。
わたしは
あなたの「好き」もとっても素敵だと思うよ。
とっても素敵な人を「好き」になって
一生懸命に「好き」でいたんだもの。
2025.09.14 はるのむぎ
