本が出ました
昨日は私ふくむ8人の声が掲載された書籍「今日も演じてます」(月と文社様)の発売日でした。私の声が書籍になるのは初めてです。取り扱い書店一覧を見て目眩がしました。東京の丸善。二子玉川蔦屋家電。神保町ブックセンター。ジュンク堂池袋本店。青山ブックセンター。僕が通ってきた本屋たち。そして北海道から沖縄まで全国の書店に。本が拡散されておりました。現実味がありません。今日死んでも、ちょっと笑える気がする。とりあえず本になれてよかったと。毎日note書いてただけで、本が出てしまった。私自身の文章じゃないけど、私の生い立ちから現在まで、だいたい私の人生丸ごとが。40頁に綺麗に収まっている。かわいい。その指先でつまめる物理的な存在が今、札幌の三省堂とか、京都の大学生協とかに置かれている。そのうち誰かの本棚に入っていく。月と文社様に巨万の富をもたらすため1000万部くらい売れて欲しいけど、私としては今段階で充分に幸福であります。しかし人生は続く。私の本業はサラリーマンである。まだ手のかかる子どもたちの父親でもある。容赦なく月曜日はやってくる。毎週40時間は会社で働く。期待できない賞与。抜け出せない賃貸住宅。息子の野球当番。送迎時間の調整。予防接種の時間変更。38歳サラリーマンのぱっとしない日常は普通に続いていく。エンドロールは流れない。ハッピーエンドを許してくれない。昨日と同じように今日が始まる。下卑た例えではありますが、これは童貞を捨てた後の感覚に似ている。その先には、なにか素晴らしい世界が待ち受けているかに思えました。でもなんのことはない。世界は何ひとつ変わらない。別に私も進化してない。昨日と同じくらいロクでもない日常が続いていくだけである。私個人としては、なんか重大な壁を突破した気がする。新世界に入った気がする。でも世界にとって、そんなの全然どうでも良い。そんなに珍しいことでもないらしい。その温度差が際立って、私1人が「おかしいな…」と首を傾げるだけなのであった。そんな状態で、今日も仕事に行ってきます。860文字
