冬の京都 女ふたり願いが叶う開運旅行
遠方から友達が会いにきてくれるのは、大変嬉しい。
京都で会うことにして、関西在住であり京都に住んでいたこともある私が張り切ってコースを考えた。
有名どころはすでに行ったことがあるだろうから、穴場的なところ。
混雑がひどくなさそうなところ。
出来ればご利益があって楽しいところがいい。
昨年2月のことである。

彼女と会うのは何年ぶりだろう。
小学校の同級生だから長い付き合いである。
久しぶりなのでお互いテンション高く早い時間に京都駅で待ち合わせた。
ランチには時間がまだあったため、先にひとつお参りに行くことにした。
最初の開運スポットは女性のための市比賣神社。
京都駅からはまあまあ歩くが歩けない距離ではない。
再会を喜んでお喋りしながらあっというまに到着した。
ここは観光スポットの神社とは違って小さく、マンションの下にあるような佇まいに初めて訪れるとびっくりする。


名水・天之真名井(あめのまない)が見どころのひとつ。
このご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝えられているそうだ。
名水は持ち帰ることができるのを知っていたので、ふたりとも水筒を持参しており準備万端である。
男性が水を汲んでいるところを見たこともあるので女性のための神社ではあるが女性限定ではない。

可愛らしい姫だるまのおみくじや名前を入れていただけるカード型のお守りなど、清らかな気持ちになりつつ楽しめる有難い神社だ。
そしてご利益も素晴らしいと話に聞いている。
今回はお勧めの開運スポットを巡ることにしたため歩くことが多いプランになった。
ふたりともフルマラソン完走経験者なので健脚、歩くことには問題がないのだが。
天気が。
雪が降ってきました。

とりあえず京都駅に戻り伊勢丹内の和久傳で豪華ランチ。
小学生の時には机を並べてソフトめんとか食べてたのにね、予想もしなかった大人ならではの美味をしみじみ楽しんだ。




雨模様のためカウンターの窓越しに見える景色がいまひとつで残念ではあったが、美味しい京料理に満足して、たくさんお喋りして、もうすでに佳境かというくらいの気持ちになった。
しかしまだ旅は始まったばかりである。
続いての目的地は建勲神社。
市バスでの移動中、やむことを願っていた雪は雨になって降り続けていた。予報では雨とはなってなかったためふたりとも傘を持っておらず、バス停近くのスーパーでビニール傘を買う羽目になった。
今日初の買い物はお揃いのビニール傘。
あまり嬉しくないお揃いである。

建勲神社は明治2年の創建で京都にしては新しい神社だ。
ご祭神はあの戦国武将、織田信長である。
船岡山という少し小高いところにあるため雨が上がった境内からは京都市内が眺め良く散策も楽しめた。

観光客もほぼおらず、ゆったりとお参りをした後はおみくじである。

やたらと凶がでると言われてひるむ私ではない。


結果、大凶である。
一点の曇りもない大凶であった。
今が最悪と思い、お参りもしたし、気持ちを改めたので今後は良いことばかり起こると信じる。
盛り上がったところで(盛り上がったのか?)次の目的地今宮神社へ。
建勲神社からは歩いていける距離である。
今宮神社のご利益はなんといっても玉の輿!
江戸時代、西陣の八百屋の娘お玉が徳川家光に見初められて側室となり、綱吉を産んで大奥で権勢をふるったのは有名な話である。
それが“玉の輿”という言葉の由来となった。
お玉は生まれ故郷の西陣を忘れず、また西陣の氏神だった今宮神社の復興にもつとめたことから玉の輿にご利益があるというご縁になったようだ。
境内で見逃せないものに「阿呆賢さん」と呼ばれる奇石がある。
この石を撫でてから身体の悪いところを撫でると治るとか、三回叩いて持ち上げてから願い事をし三回撫でて再度持ち上げた時に軽く感じれば願いが叶うと言われている。
大きな美しい朱の鳥居、緑多く清々しい境内、願いの叶う奇石など見どころは多いのに写真は一枚しか撮っていなかった。
唯一撮影していたのは宗像社の台石に彫られている鯰だ。

これも珍しいものではあるが、他にもっと映えるところがあったのにどうして撮影していなかったのか。
大凶がショックで他を撮影するのを忘れるほどだったのかもしれないが、なぜ鯰だけ撮影したのか謎である。
宗像社は、元禄7年造営の社殿だそう。
祀られている宗像三女神は弁天様とも呼ばれており、鯰は弁天様の使者であることから彫られているらしい。
大変歴史を感じる神社である。
雨は上がったが2月の寒さ、たくさん歩いて疲れも出てきたので門前のあぶり餅屋で暖を取りながらひと休み。

きな粉をまぶした小さなお餅を炭火で焼いて白味噌のたれをからめていただくあぶり餅はここならでは。

不思議なことに今宮神社よりあぶり餅屋の方が混んでいた。

今宮神社の写真は1枚だけなのに、あぶり餅の写真はたくさん撮っていたのだった。
当初の予定ではここまでだったが、意外に早く回れてまだ元気も時間もあるということで市バスと嵐電を乗り継いで車折神社まで。
ローカルな嵐電は旅気分が高まって楽しいのでお勧めだ。
車折神社には芸能神社があり、相当ご利益があるらしく奉納の玉垣を見るだけでも楽しい。




車折神社には「古来より伝わるパワーストーン あらゆる願いを叶える神石」もあり心強い。
願いが叶った人が石を奉納する場があり、そこを見ていると「ジャンプに連載が決まりました ありがとうございました」と書かれた石があった。
本当に!大きな願いが!叶うようです!
お参りの後おみくじを引いた。
こちらのおみくじは車折という名にちなみ、車に関する歌が書かれている。


雨で悪運が洗い清められ、お参りも重ねたので中吉にアップしたようだ。
楽しい開運ツアーも終盤、JRで京都駅に戻り解散前に中村藤吉で反省会を行った。

本当はパフェを食べたかったのだが、あまりの寒さに茶そばにした。
これはこれで美味しかった。

今日の歩数は19,000歩。
とても内容の濃い一日が暮れた。
名残惜しいが今日はここまで、再会を誓って京都をあとにした。
京都は何度行っても飽きることがなく、新たな魅力を発見できることを再確認。楽しい一日でした!
