ZINEとおいしい朝ごはんを探して駒沢大学駅へ|お散歩カフェ
紙の本を作りたいなあ。
紙の本、作れるかなあ。
頭の中で紙のページをぱらりとめくる。
はじめて文学フリマに行ってからというもの、毎日こんな調子である。
紙の本と言えば、前から気になっていたZINEについてもっと知りたくなって、週末はZINEをたくさん置いている本屋さんへ行くことにした。
ZINEとは雑誌を意味する英語のmagazineに由来すると言われ、「同人誌」や「リトルプレス」とも呼ばれる手作りの冊子のこと。
自分で作るから、テーマや内容も色や形もページ数も部数も、全部自由!なのである。
ZINE、都内、で調べると最初にMOUNT ZINEというお店が現れた。
そこは行ったことのない駒沢大学駅にある。
すかさず近くにいい感じのカフェはないかな?と探してみると、朝からオープンしているモーニングのおいしそうなカフェを見つけた。
ちょっと早起きをして休日をはじめよう。
YOUR DAILY COFFEE のこんな日常がいい

〝good coffee for your everyday〟
「おいしいコーヒーを日常に」と謳うカフェ
YOUR DAILY COFFEE へ
世田谷区内に3店舗目の駒沢店は
オープン1周年を迎えたばかり
もうふんわりとコーヒーの香りがしてくる

ラストオーダーは午後3時
まさに
朝ごはんからおやつまでに全集中

世田谷駒沢公園の緑と
お散歩中のわんこが印象的な町

10数席ほどの店内に3組のお客さんが
にこやかになごやかに食事をして帰ってゆく
しばらくすると誰もいない贅沢な数分間が訪れ
風に揺れる葉っぱを眺めてコーヒーを待つ

どきどきしたら熱くなってきて頼んでいたアイスコーヒー

ENGLISH BREAKFAST PLATE
かりふわサワードウブレッド、ケールのサラダ
スクランブルエッグと豆のソースはちょっぴり甘め
ジューシーな無添加ソーセージと
出来立てハッシュポテトの塩味によく合う
ほかの朝食メニューも本当においしそうで
特にパンケーキにはフルーツスペシャルや
ソーセージエッグにバナナウォルナッツも
ソフトクリームはエスプレッソ味だという
きっとまた来て、味わってみたい
COFFEE・BAKE・ICECREAMの音色
TONE

わかっている
おやつにはまだ早い
よし
朝食のデザート
もしくは
午前のカフェタイムということに

TONEがオープンしたのもちょうど1年前
お店の理念は
「人と人との繋がり」を大切にすること

公園の木々を眺めながら楽しむ
ごきげんなカフェラテ
陶器タイルの装飾と木製の建具
落ち着いた照明の店内はペットOKで
あちこちにわんこが1、2、3、4匹
白くて大きい子は床でくつろぎ
白くて小さい子はご主人の膝で
わんこ用のクッキーをかじっている

アーモンドを感じる生地には
果汁がしみこんでしっとり
と思ったらまわりはちゃんと
こんがりしっかりのタルト生地

(以下の写真3枚はTONEのホームページより)

看板に書かれているアイスクリーム
季節のフレーバーは苺とミルク
卵不使用のミルクアイス


ダブルデザートを自分に許可する
材料を家の冷凍庫で凍らせて作る
おもちゃのようなアイスクリームメーカーで
夏休みに子どもたちと作ったような
すぐに溶けてしまうやさしくて懐かしい味
ここを目的地にしよう
MOUNT ZINE

MOUNT ZINEに到着
白とピンクの壁に木枠のドアがかわいい
店内には壁一面のZINE・ZINE・ZINE!
右を見ても左を見てもテーブルにもZINE!

端から1冊ずつゆっくり見させていただき
年に2回展示販売するZINEを募集していることや
スクールもあることなどのお話をお店の方に聞く


148mmのシンプルな白い正方形のZINE
Mohsとは鉱物の硬さを示す尺度のひとつ
さまざまな石や幻想的な写真とともに
著者の考察が詩のようにつづられている

「Read Me」Arisa 著
言われた通りに手に取ってしまった

本文の淡いピンク色の紙にも
金や銀の小さな星や粒々が印刷されていて
ひたすら可愛いもの、美しいもの、映画や音楽
ガーリーでロマンチックな世界が描かれている
しあわせな夢のような ZINE
紙がほのかに香るのは気のせいではないはず

しおりに書かれていたひとこと
「育児ほど文学してるものはない、のかも」
に惹かれて手に取った約90ページA5サイズのZINE
言葉がひとつずつ腹の奥まで届いてくる

左に日本語、右に英語で書かれていたり
イラストや写真はおしゃれな雑貨店のようなのに
体験した妊娠出産育児と女性と社会について
本当に言いたいことが熱く、でもクールに伝わってくる
オルナ・ドーナトの「母親になって後悔してる」
の単行本を買ったばかりでちょっと運命を感じた
本当にカッコいいZINE!
われながらとびきりの3冊を選ぶことができたように思う。それぞれ作者の世界がくっきりと1冊の本の中に表現されていて魅力的だった。紹介したZINEはMOUNT ZINEのオンラインストアで購入できる。
自分の世界を1冊の本にするのは、まるで手におさまるサイズの劇場でひとつの演目を上演するかのように思える。
まだ時間はかかるだろうけれど、いつかこのお店の壁に自分のZINEをぶら下げてもらいたい。
ここをひとつの目的地にしよう。
そして展示された自分のZINEを見るためにまた駒沢大学駅で降りる。
そのときにはきっと、YOUR DAILY COFFEEでパンケーキのモーニングを食べることを誓うのだった。

いいなと思ったら応援しよう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
思いのカケラが届きますように。