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旅の終わり、心の余白 — 阿須賀神社と最後のお寿司

那智の滝で感動を胸に刻んだあと、
バスで那智駅へと向かいました。
駅のすぐ横には、道の駅が。
そこで目に留まったのが、
地元の方が手がけた梅干し
「この旅の味にしよう」
——そんな気持ちで、迷わず手に取りました。

電車で新宮駅へ。
名古屋行きの特急列車まで、
あと1時間半ほど。
少し時間に余裕がある。

ふと思い出したのが、
バスの車窓から見えていた「世界遺産 阿須賀神社」の看板。
よし、歩いて行ってみよう。

新宮駅から住宅街を抜けて歩いていくと、
鳥居がひっそりと現れました。
時刻はちょうど16時前。
参拝者の姿はなく、
神社には鳥の鳴き声だけが響いていました。

何の鳥だろう…と考えながら、
静かな空間の中でゆっくりと手を合わせる。

ここ阿須賀神社は、平成28年(2016年)に
追加登録された新たな世界遺産
背後には「蓬莱山」と呼ばれる神の山がそびえ、
古くから信仰の対象となってきました。

敷地内には、「徐福の宮」「宮井戸遺跡
といった歴史を感じる小さなお社もあり、
ひとつひとつお参りしていく。
人もいない、音も少ない。
静けさが、なんだか心地よい。

社務所のチャイムをピンポンと鳴らし、
御朱印帳を渡しました。返却時に
「次、どこを開けばいいか分かる
ようにしておきましたよ」と、やさしい言葉。
開いてみると手作りの紙のしおりが挟まれていて、
次のページがひと目で分かるように。
そのさりげない気遣いが、
とてもあたたかかった。

ふと気づくと、今日は朝から
パンを2個しか食べていない…。
お腹がぐーっと鳴り、あわてて食事が
できるお店を探して歩くも、
見つかるのはスーパーとコンビニばかり。
「もう駅に戻るしかないか…」
とあきらめかけたその時、
駅の斜向かいに「すし天勝」ののぼりが!

時計を見ると、出発まで30分。
迷わず店に飛び込み、
「お寿司と日本酒をお願いします!」と即注文。
あわただしく味わいながらも、
ひと口ひと口がしみわたるように美味しかった。

でもやっぱり時間がギリギリ。
残ったお寿司は詰めてもらい、
ダッシュでホームへ。

列車の座席に落ち着いて、
包みを開き、日本酒と一緒に旅の締めくくり。

最後の最後までバタバタだったけど、
熊野の神々に触れ、古道を歩き、
土地の人のやさしさにふれ、
この旅はきっと、
ずっと心の中で生きていくと思う。

帰りの列車の窓に、
夕陽がゆっくりと沈んでいきました。

読んでくれた皆さん、ありがとう( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎

おやすみなさい( ˘ω˘ )zzz


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