水を飲めば、失われた集中力は戻るのか?―発達っ子の水分補給を見直した話【発達障害育児】
こんにちは、ぱぱおです。
皆さんの身近にある魔法の物質、「水」。
この不思議な物質のことを普段はあまり気にも留めませんよね。
無味無臭、無色透明のこの液体は、人間の体温を調整し、血液の流れを支え、栄養や酸素を運び、いらないものを外へ出す。
体をちゃんと動かすための基本インフラみたいなもので、もし水分が不足すると、体はたちまち不調を引き起こします。
水分量が2%減るとのどが渇き、5%減ると脱水症状、10%で意識障害、15%~20%以上失うと命を失うこともあるといいます。
5%に至らない軽い脱水でも、注意力や作業記憶、疲労感、不安感、集中しにくさに影響が出るという研究があるくらい、人体にとって必要不可欠な液体なのです。
つまり、逆に言えば、水分が足りていないだけで、本来より集中できない、本来より疲れやすい、本来よりイライラしやすい・・・そんな状態になっている可能性があるかもしれません。
さて、僕のの手内でも何度か触れてはいますが、うちの娘は、幼稚園の頃から日中あまり水を飲まない子でした。(いや、「です」、かな?)
理由はシンプル。
トイレに行きたくないから。
トイレが怖い。
行きたくない。
だから我慢する。
我慢するから失敗する。
失敗するから、もっとトイレが怖くなる。
その結果、「水を飲まなければトイレに行かなくて済む!」という、乱暴な理論が本人の中で出来上がり、幼稚園の頃から日中にはほとんど水分を取らない子ができあがってしまった。
ただ、その作戦には大きな問題がある。
日中、学校でほとんど水を飲まない。
このことは熱中症などの健康的なリスクも気になるが、もしかすると、学校での集中力や気分の安定にも影響していたのではないか?
そんな疑問がわいてくる。
娘にはASDやADHDの特性があるので、そもそも集中が続きにくいことも、切り替えが苦手なことも、感情が揺れやすいこともあるとは思う。
でも、そこで全部を「特性だから」で片づけてしまうのは、ちょっと違うのかもしれない。
大人であっても、睡眠不足の日は荒れやすい。お腹が空いているとイライラしやすい。暑すぎる部屋では集中しにくい。
それと同じように、水分不足の状態で一日を過ごしていることで、集中力も気分も低空飛行になってしまうのではないか?
本来ならもう少し保てた集中力や平常心が、水分不足によって削られていた可能性はあるんじゃないか?
ちゃんと水分とらないとぼーっとしちゃうし、危ないぞ、と以前から言ってはいるんですが…。
そんな折、面白い研究レポートを見つけたんですよ。
2017年に発表された、イギリスの東ロンドン大学の研究(大人96名・子ども60名を対象)によると、ほんの少量の水分補給(たった25ml程度)でも、大人・子ども問わず「集中力や視覚的な注意力」を高める効果があることが分かったそうです。
▼小児および成人における水分補給が認知機能および気分に及ぼす用量反応効果(キャロライン・J ・エドモンズ)▼
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0195666316307073
研究結果では、まだ完全にすべての面で効果が立証されたものではないですが、「少量の水で注意力が上がる効果」は、のどの渇きを感じているかどうかに関係なく現れたそうです。
つまり、「喉が渇いたな」と本人が自覚する前であっても、机の上の水をちょこちょこ口に含むだけで、脳のパフォーマンスを維持できるかもしれません。
適切な水分摂取で学校での過ごし方が少し変わるかもしれない。
イライラの波が、少しだけなだらかになるかもしれない。
もうすぐ7月。
暑さも本格的になってくる季節ですが、娘も、周囲も気持ちよく過ごせるよう、熱中症予防の意味も含め、娘にはちゃんと水を飲む習慣をつけたいなぁと思っています。
余談ですが、この水の記事を書いていてこれを思い出しました。

みなさんのお子さんは、学校でちゃんと水分を取れていますか?
水筒は、どれくらい減って帰ってきますか?
飲み忘れやトイレ不安への工夫があれば、ぜひコメントで教えてください。
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