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『現代文学風土記』(西日本新聞社)2刷のご紹介

『現代文学風土記』(西日本新聞社、2022年)2刷
 この本は、西日本新聞の連載をもとに、北海道から沖縄まで47都道府県を舞台にした現代小説について、直木賞と芥川賞の垣根を越えて、批評した内容です。

1. 現代小説180作品を批評した内容です


 日本経済新聞(2022年6月11日)に書評をご掲載頂きました。

 冒頭の写真の帯文「小説は場所への興味から始まる」(吉田修一、新潮社「波」)は、私の長崎南高校の大先輩・吉田修一さんの許諾を得て、使用したものです。
 この本では、吉田修一さんの作品について最も多く論じています(7作品)。映画版が大ヒットした『国宝』の批評も含まれています。次いで多いのが村上春樹さんの作品です。
 その他にも、様々な作家の代表作を取り上げています。東野圭吾、伊坂幸太郎、辻村深月、吉本ばなな、江國香織、平野啓一郎、恩田陸、湊かなえ、川上未映子、村上龍、大江健三郎、三浦しをん、角田光代、池井戸潤、カズオ・イシグロ、有川浩、重松清、桐野夏生、田辺聖子、中上健次、桜木紫乃、島田雅彦、柳美里、阿部和重など。
 芥川賞、直木賞、山本周五郎賞、谷崎潤一郎賞など文学賞の受賞歴を記載するだけではなく、私のお勧めの必読書、注目書などの選定も行っていますので、ブックガイドとしても利用できます。
 産経新聞の書評欄(2022年7月3日)でも取り上げて頂きました。

2. 冒頭部分と目次の試し読みもできます

 この本は、私の師匠の福田和也の『作家の値打ち』を意識しながら書いたものですが、点数は付けていないです。ただ全国各地を舞台にした「必読書」「注目書」の選定は行なっており、この点は新しいものだと思います。
 下の版元ドットコムの「ためし読み」で「まえがき」と批評した180作品の目次が読めます。
 原稿用紙で約900枚の分量で、通常の本の2.5倍ぐらいの分量で1980円は、本として安い部類に入ると思います(物価が上がったので、今は同じ値段でこのような本は作れないと思います)。

 実際にお手に取って頂くと、ボリュームが感じられると思います。目次や地図、年表にもページをめくるのが楽しくなるような「仕掛け」を施していますので、ぜひご一読ください。
 大学での教育経験を踏まえ、ふりがなを通常の書籍よりも多めに付しています。高校生や大学生、留学生にも読書ガイドとしてもお勧め頂ければ幸いです。

3. 日本経済新聞、産経新聞、新潮などに書評が載り、1200部増刷できました

 中日新聞・東京新聞の「大波小波」(2022年6月16日)や北海道新聞の読書ナビ(2022年6月26日)、西日本新聞の文化面(2022年6月4日)でもご紹介を頂きました。雑誌「フリースタイル」(52号 2022年6月25日)でも早稲田大学の小沼純一先生にご紹介を頂きました。

「新潮」(2022年8月号)で乗代雄介さんに書評を頂きました。「土地や風土以上に、時を隔てた人間同士を媒介するものもない」ので「未来、その時になんという名で括られているかわからない過去の『現代文学』の簡便なガイドブック」として、一人でも多くの方々に手に取って頂けると嬉しい限りです。

 書評などを多く頂いたお陰で、『現代文学風土記』(西日本新聞社)は2刷(1200部)が初版の翌年の2023年に発行されています。2刷では、微修正の範囲ですが、初版から30ページほど修正しています。

4. 宇野常寛さんのPLANETSの遅いインターネット会議などでご紹介を頂きました

 図書館に数多く配架して頂いたり、宇野常寛さんのPLANETSの遅いインターネット会議(2022年7月5日)でお話したり、コミュニケーションの拡がりが実感でき、嬉しい限りです。
 書籍は、依然として、未知の読者とのコミュニケーションの「メディア」なのだと思います。

風土から考える現代日本文学|酒井信
https://www.youtube.com/watch?v=g1soOU0YQbw&t=946s

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酒井信 『松本清張の昭和』講談社現代新書『吉田修一と『国宝』の世界』朝日新聞出版 ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いいたします!

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