『松本清張はよみがえる』(西日本新聞社)2刷のご紹介
松本清張の代表作と共に、作家としての生き様を紹介した本です。『点と線』『ゼロの焦点』『砂の器』『黒革の手帳』など代表作のガイドブックとしての網羅性と、年代記としての歴史性の双方を意識した内容で、50作品について論じています。
1. 松本清張の50作品と「国民作家」としての人生について記した内容です。イラストや地図も掲載されています
読売新聞朝刊(2024年5月20日)で保坂正康氏の『松本清張の昭和史』と並べてご紹介頂きました。
読売新聞朝刊(2024年5月20日)
各作品について吉田ヂロウさんが描いたイラストが入っており、読んで楽しめる本になっていると思います。この本で取り上げた50作品に関する地図も作成しています。
書籍メディアとして教育的な利用を意図して製作していますので、教育の場でもご活用頂けるかと思います。下の写真は入稿前のゲラです。


フリガナも多く、中高生や留学生向けの読書入門書としてもお勧めです。執筆の意図や清張作品の現代的な解釈、メディア史的な価値についても、イベントや講演などの機会にお話をしています。
2. Newsweek日本版に「前書き」が掲載されていますので、試し読みができます
なお『松本清張はよみがえる 国民作家の名作への旅』の前書きは下のNewsweek日本版(2024年4月5日)の記事で読むことができます。
『松本清張はよみがえる』と関連して、新潮社の「考える人」の連載「たいせつな本 ―とっておきの10冊―」にも寄稿しています。こちらではお勧めの10作品を紹介しています。
新潮社「考える人」(2024年4月26日)
発売から5カ月で1000部の増刷でしたので、出版不況の中で上々の成果だと言えます。都内の大型書店では、注目書やミステリの棚にも置いて頂き、面陳列や平積みの書店も多くありました。松本清張の人気は、死後30年を経ても根強いことを実感しました。
裏表紙に各作品のイラストの一部が入った面白いデザインになっています。50作品すべてにイラストが付いています。

Real Sound(2024年6月3日)や東横INNの客室専用誌「たのやく」の2024年8月号でご紹介いただきました。週刊読書人の2024年5月3日号(4月26日合併)の「著者から読者へ」、三田評論の2024年6月号の「執筆ノート」にも寄稿しています。
Real Sound(2024年6月3日)
三田評論(2024年6月号)
https://www.mita-hyoron.keio.ac.jp/literary-review/202406-2.html
3. ゲンロンカフェや西日本新聞社、丸善などで講演・イベントを実施しました
ゲンロンカフェで原武史先生と與那覇潤さんと「松本清張を発掘せよ」というトークイベントを行いました(2024年6月2日・日曜日15:00~)。
原武史先生は松本清張研究の第一人者で、『「松本清張」で読む昭和史』や『松本清張の「遺言」』などの素晴らしい著作があります。
與那覇潤さんは『危機のいま古典をよむ』で清張の「実感的人生論」について論じており、『平成史』だけではなく、昭和史にも造詣が深く、お二方との議論は、表題に相応しいディープなものになりました。
このイベントでは『点と線』『ゼロの焦点』『日本の黒い霧』『砂の器』『昭和史発掘 2・26事件』『神々の乱心』を中心に取り上げています。清張の昭和史系の大作と長編の代表作を網羅した重量級のラインアップで、ゲンロンのシラスで再放送もあるかも知れません。
松本清張関連の講演を、定期的に行っています。『松本清張はよみがえる』の出版を記念して、西日本新聞社の主催で、2024年3月25日に、天神の久留米大学福岡サテライト(博多大丸6F、西日本新聞社隣)で清張記念館の学芸担当主任の中川さんと「松本清張の九州北部を中心とした作品の魅力」に迫る講演を行いました。

2025年3月2日に開催された「松本清張生誕115周年記念 国民作家・松本清張の原風景、小倉」@丸善リバーウォーク北九州店の講演は、定員を大きく超えるご応募を頂きました。

また『松本清張はよみがえる』の続編といえる、西日本新聞の新連載「松本清張がゆく 西日本の旅路」が2024年6月9日よりスタートしています。現在は隔月の掲載です。
松本清張がゆく 西日本の旅路(1)
「自伝的小説」舞台の出発点 「半生の記」 旦過市場(北九州市)
ご関心が向くようでしたら『松本清張はよみがえる』をぜひご一読を頂ければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いいたします!