十三
怠惰の中の粗相
尊い日々の浪費
逃避 妥協 維持 沈滞
掃いて捨てるほど殺めた付加価値
吐いて棄てるほど朽ちた燃料
前菜のサラダからトマトを取り除こうとする人
ワタシは許そう
風に飛ばされてしまった抜け殻を
拾い集める惨めさ
ワタシは許そう
集まったタンパク質を取り纏めて
誓いの種に変える傲慢さ
ワタシは許そう
これは祈りではない
誓いであるからして
叶えられるべき暫定的事実なんだと
信じる浅はかさ
ワタシは許そう
世界を拡張したい死体したい
この衝動 書き初め半紙に纏まらずとも飛び出す
翼を広げる勇敢さ
ワタシは欲しい
受け止めて解き放つ
くらいしか言えない今だけど
そのうち現れる
皆惑う森にも迷わず飛び込んで
苦い実噛み潰して血液を鼓舞しよう
体内を循環する過去の結集が喜ぶ音を聴くまで
お前を許すことなく
何もかもを許す
両極間を揺動して 時には指を挟めど
先端から滴る緑の液体で亀の絵を描こう
これは誓いであるからして
叶えられるべき暫定的事実なんだと
信じる浅はかさで進む
透明高速道路
