【2歳児クラス】走り回るA君の対応に追われる日々「止める保育」から「感じる保育」へ
「また今日も走ってる…」
そんな子、いませんか?
外遊びから帰ってきたあと、手を洗ってほしいだけなのに。
「止まって」「走らないで」と言っても止まらない。
ぶつかる、転ぶ、他の子まで走り出す。
正直、「A君が休みの日は保育が楽だな」と思ってしまう日もあった。
でも、あの頃の私はまだ知らなかったんだよね。
「走る」ことにも、ちゃんと理由があることを。
このnoteは、2歳児クラスで走り回ってばかりで止まれなかったA君との日々から、私自身が学んだ感覚統合の視点での保育をまとめた記録です。
A君を追いかけて、捕まえて、止める
少し長くなるけど、絶対に共感してもらえると思うのでA君との日々をノーカットで綴ります!
A君は、空き時間ができるとすぐに走り出す子だったんです。
外から戻っても、たたたた〜って部屋の奥まで一直線。
手を洗うように促しても、逃げるように走っていく。
捕まえると暴れる。
「ダメ」「止まって」「手を洗って」って繰り返すんだけど、まるで届かないの。
他の子もつられて走り出すから、もう保育がどんどん滞っていく。
私はイライラして、言葉もどんどん強くなっていきました。
「走らないでって言ったよね?」
「なんで手を洗わないの?」
「ちゃんと手を洗って!」
「洗わないと汚いよ、ばい菌だよ」
気づいたらそんな声かけばっかり。
本やSNSで調べたら、「否定語はダメ」「見通しを持たせるといい」って書いてあったから、 部屋に入る前に「お部屋に戻ったら、手を洗うよ」って声をかけて・・・
「何をするんだった?」って聞いたら、「てをあらう!」って本人も言ってた。
でもいざ部屋に入ると、さっきの約束はどこ行った?っていうくらい、いつも通り走ってたんだよね。

しかも結構な全力疾走。
部屋の隅から隅まで一直線。
目の前にいる子を押して走ったり、ぶつかって転んだり。それが日常的だった。
大きなけがにも繋がりかねないし、他の子にも迷惑だし、 何なら他の子もつられて走り出す始末。 そうなってくると、「手を洗ってほしい」っていうこっちの思いが全く進まなくて。
めちゃくちゃ保育が滞るんです!
一人ずつ捕まえて、手を洗って、洗い終わった子はまたA君の影響で走り始めて…
本当に収集がつかなくて、「もうA君が走るから!」って心の中でイライラする。

「A君がいる日は大変」
「A君のせいで、他の子まで走るじゃん」
「本当やめてほしい」
これが本音だったのね。
今まで12年間保育士として現場に立ち続けてきたけど、 ここまで走り回って話が聞けない・通じないって感じて困ったのは、 初めてくらいのレベルでした。
一人だけ外で走らせる?
気が済むまで走らせてから室内に入る?
物理的に走れない環境を作る?
でも保育士も足りないし、一人だけ外に放っておくわけにもいかない。 ペアの先生もイライラしているのが分かる。
園長先生に相談もしたけど、「走らないように見通しを持った声かけを」っていう案以外は見つからず。 本当に無理!もう分からない! それが、当時の私の正直な気持ちでした。
「感覚」という世界を知った日
そんなとき、市が主催する研修に参加して、「感覚統合」という言葉を初めて聞きました。
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