選挙結果振り返り(2026 2.1投票)
衆院選真っ只中の地方選挙。 どうしても焦点も衆院選と繋げて考えてしまいます。 それにより見えてくるもの、見えて来ないものと様々有りますが、地方選の結果は粛々と振り返っていきます。
とてもじゃないけど地方選まで気にしてられないと思いますが、宜しければご覧いただきたく存じます。
▼今週の参政党
◎秋田県・潟上市議会議員選挙(定数18/23人)
現職14人、新人9人が立候補し、党派別では維新、公明、参政、共産が1人ずつ立てた、女性候補3人の選挙は、現職4人、新人2人が落選。 女性候補は2人当選しました。
参政党は秋田県出身の30代女性を擁立し、6位当選。

秋田県は昨年の参院選の比例得票で見ると、全国で最も票が獲れなかった県。 実際、
昨年9月(参院選後、高市政権誕生前)に行われた秋田県大仙市議選(定数24)に出馬した参政党候補は、20位でした。 それと比較すると党勢が伸びていると感じます。 今週末の衆院選で思ったより伸びないと見られている参政党ですが、比例票は各ブロック1議席以上伸ばす可能性が見えてきます。
その他、維新からは「看護師」で「マジシャン」という人が出て、14位当選。 その派手なキャラが東北の有権者に受け入れられか疑問でしたが、受かりましたね。
共産からは6期以上務めている74歳男性が立候補。 直近選挙が行われた8年前は11位と中位でしたが、今回は16位。 やはり順位を落としましたが、現職が4人も落ちた中で生き残れただけでも御の字とすべきでしょう。
◎埼玉県・川口市議会議員選挙補欠選挙(欠員3/10人)
辞職した議員2人と亡くなられた議員1人の席を埋める選挙で、自民と参政の公認を含む10新人(うち女性候補5人)で争い、自民、参政の公認と無所属の女性候補が当選しました。
空いた3議員は、れいわ所属ながら「クルド人意見書」に賛成したアト立憲愛知の衆院議員に転身した人と、衆院選に出るために辞職した参政党の人。 そして、40代の若さで亡くなられた人でした。
その亡くなられた議員のお連れ合いが立候補しましたが4位の次点で届かず。 後述しますが同日投票の川口市長選に当選した候補と連動して戦っていたのですが、残念ながら夫の議席は守れませんでした。
参政党は40代男性を擁立し2位当選。 衆院選に出るために辞職した参政党現職の後継として出馬しており、この当選は順当なものでしょう。
そして3位に入ったのが、候補者の中で唯一、反差別・反ヘイトを掲げ戦った無所属女性候補。「30代女性」というビジュアル的な利点も有ったかもしれませんが、それよりも市長選と市議補選で街中にヘイトが撒き散らされる中で勇敢に立ち向かった姿勢が評価されたのでしょう。 おめでとうございます!!
で、元N国のヘイト野郎2人が5位6位に入り、共産が推していた候補が7位になってしまうというのが、現在地が如何に地獄かというのを如実に表しているかと。 そして、共産の現在地も、コレだというコトです。
◎福岡県・糸島市議会議員選挙(定数20/31人)
現職16人、元職1人、新人14人が立候補し、党派別では、立憲と公明が2人ずつ、維新、国民民主、参政、共産が1人ずつ立てた、女性候補3人の選挙は、現職3人、新人8人が落選。 女性候補は全員当選しました。
参政党は40代男性を擁立し12位で当選。 衆院選と丸被りのせいで国会議員の応援が薄く、新人の中でも4位。 立憲や公明の公認候補より獲れませんでした。

3人当選しても議員増が2人なのは、衆院選に出るために辞職した議員がいるためです。 こういうコトは起きると思っていましたが2人(うち1人は川口市議)しかいないとは。 こんなに目覚めた人たち新たな人材がいるってコトなのでしょう・・・
糸島市議選は、他に立憲が2人擁立して議席増を、国民民主は初の議席獲得を、維新は議席維持を目指し、立憲の1人と維新候補が落選しています。 麻生王国で有り、武田や古賀Jr.などもいて自民王国な福岡で国政選挙と重なったとなっちゃぁ・・・ 仕方ないですかね。
そして前回2人擁立し全滅した共産は、候補を1人に絞り議席奪還を目指し、17位で当選しましたが、得票は前回2候補の合計から2割5分減っています。 とはいえ候補者が減った中ではやむを得ない数字でしょう。
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◎埼玉県・川口市長選挙
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-1000125815 (←NHKニュース)
3期務めた現職が出馬せず、次の座を、自民党推薦の元県議、共産党推薦の元市議、元県議の40代女性、歯科医の50代男性、ふたつの諸派がそれぞれ50代男性の6人で争い、元県議の40代女性が初当選しました。
当選した元県議の40代女性は2013年に亡くなるまで5期17年市長を務めた方の次女。 市議1期県議2期の中で3回選挙を戦っていますがいずれも断トツのトップ当選で、その地力が今回も発揮された形です。
衆院選と選挙期間がダブるため自民推薦候補は埼玉2区の公認候補と連動した選挙運動を展開していましたが、当選した元県議は親の繋がりからか周辺自治体の首長から為書きが贈られており、現職市長を挟んだ「世襲」批判も起こったハズですが、それをも跳ね返す「圧勝」でした。
それにしても、高市効果で衆院選も圧勝の気配が漂ってきた自民ですが、それが地方選まで波及しているとは言い難いようです。
そして、選挙を利用してヘイトを撒き散らした候補が2人出て、ともに供託金没収となったものの合わせて18%の得票を獲っています。 100万歩譲って「外国人問題」を真に受けたとしても、それを訴えてる人のバカ面見てよく投票できるよなぁ・・・
そんなクソ候補より票が獲れなかったのが、共産候補。 得票率わずか5%でした。 ・・・厳しいですね。
そして最下位に沈んだ歯科医の50代男性は、前回の衆院選で立憲公認で出馬した人。 今回立憲は関わっていなかったとはいえ、国政政党公認で衆院選に出たような人がこんなにも獲れないとは思いませんでした。 一体なんのために出て来たのか・・・
◎三重県・大台町長選挙
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-3000046555 (←NHKニュース)
2期務めた現職が出馬せず、次の座を元県議の70代男性、元町議の60代男性、元役場職員の50代男性、元町議の40代女性の4人で争い、元町議の40代女性が初当選しました。
見事に40代~70代まで、各世代からの候補が揃った中で行われた選挙。 元県議、2期務めた元町議、台風災害で先頭に立って支援に動いた元役場職員という顔ぶれの中、町議を1期途中務めた “だけ” の40代候補が勝つとは思っていませんでした。
確かに事務所には自民と立憲の国会議員から贈られた為書きが贈られて、それなりの支援は受けているのだろうとは思っていましたが・・・ オッサンばっかりの中で爽やかな印象がウケたのでしょうか。
若い候補が当選するコトは素晴らしいとは思いつつ、町政は大変だろうなと心配です。 新町長が、というよりは、町民が。
なお、同時に町議選も行われ、現職8人、元職1人、新人4人が立候補し、現職と新人1人ずつが落選。 女性候補は2人出馬しワンツーフィニッシュ(1位2位)でした。 これも町長選効果なのでしょうか。
◎鳥取県・境港市議会議員選挙(定数15/17人)
現職10人、新人7人が立候補し、党派別では自民が4人、公明が2人、共産が1人立てた、女性候補1人の選挙は、新人2人が落選。 女性候補は当選しました。
石破前首相のお膝元で自民が強い鳥取県。 境港市が属する衆院鳥取2区は赤澤経産相と隙の無い強さを誇るからか、4人の公認候補を立ててきました。
しかも全員現職で、内訳は50代2人、60代1人、70代1人。 30代の新人候補が3人出ており世代交代の雰囲気が漂う中の選挙でしたが、手堅く全員当選しました。
逆に新人候補は30代候補が3人出ましたが1人ブービー当選の2人落選。 国政選挙と重なったコトも痛かったか、若手には厳しい結果となりました。
共産は前回2候補中1候補落選し、今回は4期目を目指す現職1人に絞りました。 この方は前回3位だったので当選は固そうでしたが、今回も3位と安定した強さを維持したようです。 議会の大多数が自民系の中で貴重な非自民議席。 守っていただかないと困るトコだったので良かったです。
◎広島県・東広島市長選挙
3期目を目指す現職に、元電気機器メーカー職員の70代男性が挑む一騎打ちは、現職が3選しました。
結果は端から見えていたので、以下「今週の選挙」にも書いたコトを載せます。 本来の見どころはコチラ⇩でした。
新人候補は広島の “選挙大好きオジサン”。 年1回のペースでコンスタントに出馬しており、直近では昨年11月の広島県知事選に立候補し、得票率5%でした。
そのため現職の当選は固いのですが、やはり注目すべきは新人。 現在の肩書きは「サイエンス作家」で、自身の主張を “ココログで” 展開しているのですが、内容はサイエンスを超えて「ミステリー」の領域に入っており、「無投票阻止」の目的で急遽立候補したにもかかわらず「投票率50%以下なら私が当選するであろう」と断言しています。(※今回の投票率は、28.84%でしたが・・・)
「アレ」候補好きの方にはたまらない逸材です。 是非彼の主張を御確認下さい。 きっと「癒し」と「爆笑」を得られるでしょう。
◎福岡県・糸島市長選挙
4期目を目指す現職に、大学名誉教授の70代男性が挑む一騎打ちは、現職が4選しました。
衆院選福岡3区に属する糸島市。 現職は自民の古賀篤候補と連動して選挙運動しており、多選ですが当社から有利だと見られ、実際その通りの結果でした。
一方の新人は現職より5歳年上の70代ですが、夕方ワイド番組のコメンテーターをしたり、ラジオ番組のパーソナリティを10年間務めたりするなど一定の知名度は有ると思われ、街頭演説も精力的に行い演説場所もMapつきでHPで告知するなど、しっかりと選挙運動をしているため、現職に対する多選批判が盛り上がれば当選の可能性も見えてくるかも、、と思っていましたが、結果は得票率36%で落選。 “現職批判票の受け皿” としては充分な役割を果たしましたが、それ以上の積み上げは出来なかったようです。
◎宮崎県・美郷町長選挙
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5060023008 (←NHKニュース)
2期務めた現職が出馬せず、次の座を元町長と町の地域おこし協力隊だった新人の一騎打ちで争い、元地域おこし協力隊の新人が当選しました。
元職は2010年の町長選に出て37票差で落選するも、2014年に当時の現職を39票差で破り初当選。 しかし2018年に今の現職に224票(5.4ポイント)差で敗れ落選しました。 2022年の町長選で返り咲きを狙うも55票差で返り討ちに遭い、今回が5期連続5度目の町長選です。
常に接戦まで持ち込んでおり、現職が出ないとなれば有利のように見えますが、そこに出てきたのが33歳若い新人。 元県職員で地域おこし協力隊員、昨年秋から多くの集会を各地域で重ねており、同世代の宮崎市長や延岡市長とも繋がりが有るという人物が出てきた結果、元職はダブルスコア近い差をつけられての落選・・・
元職におかれましては、この結果を以て、もう身を退いた方が宜しいかと存じます。
◎鹿児島県・志布志市長選挙
3期目を目指す現職に、前副市長、元市議の70代男性と60代女性の新人3人が挑む選挙は、現職が3選しました。
現職が出ているのに前副市長が出馬するという “謀反” にも見える構図でしたが、高齢候補のパワーワード「ラスト」を掲げるコトが成功し、2位の前副市長を振り切り当選しました。 言ったコトは守っていただいて最後の4年間を頑張っていただければ、と。
元市議の60代女性は多様性を重んじるスタンスで三姉妹の御子様を前面に出しての選挙戦。 同じく元市議の70代男性は2度目の市長選。 前回は現職との一騎打ちで43%の得票を獲っているというアピールポイントを持っていましたが、それぞれ3位、4位に沈んでおります。
以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます
「今週の選挙」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
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