『会社は「本」で強くなる』 宮本恵理子(著)
企業経営に読書を組み込み
企業文化にまで昇華した会社がある
社長、経営層だけに留まらず、
社員も、読書が当たり前
しかも、本を起点に内省、対話が始まる、
社内のあちこちで、自然発生的に読書会が立ち上がっている、とか
ホントに??
と思って読んでみました
『会社は「本」で強くなる』 宮本恵理子(著)
『会社は「本」で強くなる』
-マネーフォワード全社で取り組む「読書経営」-
宮本恵理子(著) 2025.10、248p。
著者は、プロのライターさん
長期取材して、書かれた本です
舞台となる会社は、クラウド会計ソフトで有名な
マネーフォワード社
創業13年、売上400億、社員2900人
イメージしていたより若い会社で
売上も社員数も急成長中です
社長が本好き
読書文化の起点は、
やはり、社長が本好き
マネーフォワード社を起業しようと思ったキッカケにも
本との出会いがあるとか
それは、後付けの理由かもしれませんが
わりと本を読んで、共感、感銘したことが
その後の人生を大きく変えるキッカケになることは実際あります
1冊の本で人生が変わる、ということではなく
何冊もの本から影響を受け、自分なりの確信に変わっていく
というのが自然な気がします
本は信じられないくらいコスパがいい
贅沢な学び
名だたる先輩経営者、賢者と対等に対話できる
といった言葉も出ているように、
トップ自身が本を読み、自身の学び、感想を発信している
本を読み、学ぶ習慣を身に着けることを、全社員に推奨している
こういう環境だと、本を読むのが当たり前
読まない人は、居ずらいかもですね(笑)
読む → 考える → 対話・共有する → 実践する
当然のこととして、
本は読んで終わりじゃない
読みっぱなしにしない
行動につなげることが大事
読む、考える、対話する、実践する
考えるために、インプットする
気づいたら、やってみる
そのプロセスをチームで共有する
視座を上げる、問いを育てる
本・読書を起点に対話、議論が始まる
読書から、行動、実践に移すことが目的
行動量を増やす
そのための、刺激としての読書
問いと対話を通して、内省する時間が大切
本を読むのはあくまでも起点
どう捉えるか、どう考えるか
そこから、どう発展させるか
問いと対話が大事
ビジョンを語る
問いを立てる
想いを共有する
先人の知をいただく
本を読むことで、意思決定の質を担保している
本を起点に、対話が始まるのは、
本当にうらやましい環境です
知る → わかる → 実行する → 教える
本は抽象化された知識、経験
エッセンスを抽出し、構造化メモで整理する
一旦、自分の中に落とし込み、具体化が必要
段階的に行動の範囲を広げていく
具体と抽象を往復する
社内研修制度に読書が組み込まれている
幹部クラスと、リーダー層の研修制度が紹介されています
本部長クラス向けの 「読書セッション」
年1回開催、全5回シリーズ
経営陣(役員)が講師役
課題図書を読んで対話する
過去の課題図書はこんな感じ
ストーリーとしての競争戦略
経営とデザインの掛算
AI2041
1兆ドルコーチ
けっこう分厚い本もあり、
読み込むのは大変そうです
リーダー育成研修の 「LFT」 (Leadership Fundamentals Program)
半期で3~4回シリーズ
課題図書が8冊も出る
義務ではないが、いい感じのプレッシャーになる
課題図書の定番はこの2冊
HIGH OUTPUT MANAGEMENT(インテル、アンドリュー・S・グローブ)
経営者になるためのノート(柳井正)
その他
経営者の条件
一流経営者の要件
愛される企業
アマゾンの最強の働き方
心理学的経営
1on1ミーティング(本間浩輔)
など
社内有志による 「読書会」
誰かが呼び掛けると、自然発生的に人が集まる
全然知らない部署から人が集まってくる
特に固いルールはないみたいですが、
4~8人の小人数制が基本
発表より、対話を大事にしているからこそ
全員が発言できるように、小規模にしているんでしょうね
オンラインで集まり、
各自が発表用のスライドを準備
右半分は空白
余白に、参加者がリアルタイムでコメントを書き込む
Googleプレゼンテーションかな?
本を読んでいない人も参加できる会がある
輪読制で、担当パートだけ読んで発表するのもアリ
参加のハードルを下げる
全部読み切らなくてもOK
1ページ熟読するだけでも読んだと言える
まずは、知に触れること
そこから行動が始まる
他人の考えに触れる時間を持つ
その場で、自分で考え、
いかに自分の血肉にするかが大事
社内Slackで読書の話題が飛び交っている
社内SNSというと、雑談が氾濫しそうですが、
読書ネタが飛び交っているって、どんだけ!
という感じです
心理的安全性
お互いに学び合う、いただき合いっこ
が文化として定着しているようです
こうなるまでには、色々苦労もあったと思いますが
そこは、想像にお任せします
という感じでした
社会図書館構想
私も勝手に、妄想しています
いつか、実現させますよ!
本書の題材となった、マネーフォワード社 辻社長もnote住人
著者の紹介動画
著者と内の人の対談セミナー(1時間、たっぷり語っています)
マウントを取る人とか、そういうのを防ぐためにも
目的の共有と、ファシリテーション役が大事
という話でした
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz
