「主体性」はなぜ伝わらないのか 武藤浩子(著)
タイトルにつられて読んだ本
「主体性」とは何か?
わかったような、わからない言葉
「主体性」の本質に迫ろうとする探究の旅です
「主体性」はなぜ伝わらないのか 武藤浩子(著)
「主体性」はなぜ伝わらないのか
武藤浩子(著) 2025.7
著者は大学講師
これから社会人になる学生向けのメッセージなのかもしれません
定義が曖昧な 「主体性」
最近の求人では、「主体性」を求める募集が多くなっているそうです
まあ、「主体性」が不要、とは言いにくい時代ですよね
しかし、採用側は、主体性が足りない、と嘆く
学生は頑張っているのに、何が足りないのか?と不満をいだく
そんなすれ違いが起きているようです
今最も求められる能力、資質が 「主体性」
そもそも、「主体性」とは、能力なのか、資質なのか、行動パターンなのか、
そのあたりから、よくわかりませんが
とにかく、企業の求人募集に登場するキーワードで、
今一番多いのが「主体性」だそうです
主体性
チームワーク・協調性
リーダーシップ
実行力
学び続ける力
みたいな順番
個人的には、リーダーシップの中に主体性、実行力が含まれると思うのですが、
さすがにリーダーシップはハードルが高いと諦めているのでしょうか?
コミュニケーション能力も重要視されていますが、
この分類では、チームワークに含まれている感じです
求められる「主体性」は、時代と共に変わる
2000年以前は、自分でグイグイ引っ張っていくような主体性が求められたが、
現代では、周りと協調して、チーム全体の能力を高めるような
協働を重視した「主体性」が求められています
自分勝手に、どんどんやっていい、ということではない
若いうちは、色々やっていいけど、
中堅になったら、より協調性を求められる感じ
主体性は一人では完結しない、
協働して初めて主体性が生きる
求められる 「主体性」 とは?
要素分解すると
思考力 × 行動力 × コミュニケーション力
本書の結論は、
自分なりに考える(内的活動)+発信・提案する(外化)→ 協働する
こんな定義を示しています
積極的な思考、発信・提案を経て、チームで協働する
自分なりに考える、とは、
自分にできること、自分の役割を考える、ということ
他人のせいにするより、自責思考で考える
教養を持ち、自分で深く考える力
自分の言葉で解決策を提示する力
変化に対応する
好奇心を持って、チャレンジする
自立、自己変革できる
デジタル大辞泉(辞書)の定義では、
自分の意志・判断で行動しようとする態度
プロアクティブな姿勢ですかね
まあ、それらしい言葉が並んでいますが、
これらを全て満足する人は、そうそういないので、
どのあたりでOKを出すのか、そいう現実解も考えたいところです
やらされ感ではなく、自分で動く
やらされ感と主体性を対比してみると、
言われたことをちゃんとやるだけでは、主体性があるとは言えない
自分で考えて動くことが必要
自分で決断して、行動することで
より仕事にやりがいを感じたり、おもしろいと思えるようになる
自分で、仕事をおもしろくする姿勢
おもしろいと感じる部分(萌えポイント)は、人それぞれ違う
その違いが組み合わされることで、チームの総合力が高まる
それぞれ、頑張るポイントが違う方が、いいわけです
だから、自分が何におもしろさを見出すかに、気づくことが大切
メタ認知、自己理解でもある
おもしろいから、もっとやってみたい、という気持ちになる
これが、成長意欲につながる
このあたりの解説は、いいですね
会社にとっての主体性と
自分にとってのメリット
結局、自分が楽しむ、おもしろいと思っていないと
主体性って、長続きしない、わけです
正解よりもチャレンジが大事
正解のない世界
上司も答えを持っていない、誰もわからない
だから、自ら考えて、一旦答えを出す
「○○した方がいいと思うんですが、やっていいですか?」
と、仮説を立てて、提案、相談する
確認と協調性は必須
主体性を発揮しにくい空気
主体性が発揮しにくいのは、
正解を求める無言の圧力があるから
勘違いや、思い込みもあるけど、
どこかで、中途半端な考えや行動をディスられたり、ダメ出しされて
主体性が削がれていく
チャレンジをサポートする空気
主体性を育てるには、
サポートする体制も大事
おもしろがって、一緒にワチャワチャする(笑)
結局、上司も正解がわからないから、
部下に主体性を求めるわけです
気軽に提案したり、チャレンジできる空気をつくること
それが、組織として、主体性を引き出すコツかもしれませんね
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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