「世界で一番やさしい考え方の教科書」 榊巻亮(著)
今日は、私が大好きな「思考」をテーマにした、ど真ん中の本
考え方の教科書
というタイトルから、興味を持って読んでみました
わかっているようで、わかっていない、基本のところ
たまには、こういう本も読んで、
自分に不足する部分や、違う視点を見つけたいもの
少し、エッセンスをご紹介します
「世界で一番やさしい考え方の教科書」
「世界で一番やさしい考え方の教科書」 榊巻亮(著)
~考える力を武器に変える!~
著者は、コンサル会社「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社」の代表
従業員167名
純利益 1億6,956万円(2024年3月期)
とのことで、中堅のコンサル会社のようです。
考え方の全体像
この本では、大きく3ステップで捉えています。
認知 (正確に捉える、本質を捉える。言葉、状況、意図を確認する。)
思考 (問いを整える、論理的に考える、考えを深める)
行動 (行動のカベを突破する、やってから正しく振り返る)
そして、この3ステップは1回で終わるものではなく、
何回も繰り返す、ループ、循環なのだと
この本では、「考え方の循環サイクル」と言っています
ずっと考え続けるというと、ちょっとイヤな気がするかもしれませんが、
正しく考え続けるのは、とても気持ちいいこと
正しい思考ループになっているかチェックする場面でも、この本は役立ちそうです
1.認知 (正確に捉える)
この本では、思考のトリガーとなる「問い」は外部から与えられることを想定しています。
なので、「問い」の真意を確認するプロセスが重要、ということ
ここでは、3つの観点から質問によって、確認しています
言葉(言葉の定義を揃える、わかったつもりにならず、確認する)
状況(現状、背景など、前提となる情報を確認する)
意図(上位の目的、どこを目指しているのか、最も重要視していることを確認する)
「問い」の真意を確認し、正確に捉えることが超重要
3つの認知ができると、
具体化・抽象化を行き来できる、
要約もできるし、構造化して不足部分に気づくこともできる。
逆に、ここを間違えると、全然違う方向へ行ってしまい、思考がムダになる
2.思考 (問い → 答え)
思考は、問いを立てて、自分で答えを出すプロセス
ここでは、さらに分解して4ステップで解説しています
問いを書き出す(まず、「問い」を一覧化して、俯瞰する)
考えるべきことに順番をつける(複数ある「問い」の順番を考える)
問いに対する答えを出す(前提と問いが決まれば、答えは自然と出る)
「具体的には?」「なぜ?」で思考を深める(具体化と抽象化の往復運動)
「問い」、今気になっていることを一旦全部書き出すことは、私も推奨しています
この時点で、それが「問い」なのか、その周辺情報なのか、わかっていなくてもいい
一旦書き出した上で、「問い」を精査する
考えるべき論点をすべてリストアップ出来たか?
これを全部考えれば、問題は解決するか?
という観点で、「問い」を出し尽くすことが大切
さらに、「問い」を考えることと、その「答え」を考えることを分けるのがポイント
「問い」を考えながら、つい、その「答え」を考え始めてしまい、ループする人が多い
一見、遠回りに見えても、プロセスを分ける方が、断然効率がいい
問いの順番を考える、というのは当たり前すぎて、飛ばしがちですが、
書き出した「問い」の順番と
本来考えるべき「問い」の順番は、
違うことが多い、という指摘は、一旦書き出すことの重要性を表しています
また、一旦、答えを出した上で、思考を深める
という切り分けも、いいポイント
3と4を分けずに、ループする人も多いです
「問い」も「答え」も一旦、書き出すことが重要ですね
3.行動 (カベを突破する)
答えが見えても、すぐに行動できないことがある
その原因は、簡単にはわからない
で、どうするか?
この本では、3つの対応策を上げています
話す(相談、壁打ち)
集める(情報収集、インタビュー)
休む(とりあえず、離れる)
行き詰ったら、何をするか、予め決めておく
こういう、とりあえず行動できる引き出しを持っておくことは重要
経験から、無意識にやっていますが、
改めて言語化すると、こういうことやってますね
情報収集は、本来は思考の前にやることですが、
迷ったら、確認のために、情報収集に一旦戻るのもアリだと思います
また、足踏み状態になっていることに気づく、
時間のスレッショルドを決めておくことも重要
自分で気づかず、時間だけムダに過ぎるのはモッタイナイ
チームでやっていれば、だれかが気軽に声をかけるとか、
振り返りのタイミングを決めておくとか、ルール化しておくと、良さそうです
思考と洞察
思考に似た概念で、洞察というものがあります
違いは何か?
思考は縦に進むプロセス(問い → 答え)当初の目的達成が主眼
洞察は横に進むプロセス(問い・答え → 新たな問い)知見を広げる
縦と横という関係性は、図解したくなりますが、
ラテラルシンキング(ヨコに広げる、飛躍の思考)などが関係しそう
洞察には、知識、経験、感性、勘を総動員する
「なぜ?」「どうすれば?」で思考を広げる
自分が持っている知見を掛け合わせて、思考の幅を広げる、ということ
これも、唯一の正解というよりは、1つの定義ですね
洞察は、一人ボケつっこみ
自分で出した答えに対して、自分でつっこむ(問いを投げる)
私は、この繰り返しが楽しい
変態的な思考マニアかもw
正しい思考の習慣化
難しく考え過ぎないように、一旦書き出す
それは、「問い」なのか、「答え」なのか、分けて捉える
新たな気づき、疑問も次につながる素材として、書き出して、俯瞰する
ボーっと洞察する時間も楽しい
そういう習慣化が思考力アップにつながります
ということで、いかがでしょうか?
少し長くなりましたが、思考と行動のハードルが
少しでも下がれば、嬉しいです!
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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