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空気から水をつくる ~大気水生成(AWG)技術~

なんか夢のような話なんですが、
空気から水をつくる技術
「大気水生成」(AWG:Atmospheric Water Generator)

というニュースが目に止まりました

検索してみると、結構、記事が出てくる
すでに、商用機も販売されているみたい
ちょっと気になって、調べてみました



大気水生成(AWG:Atmospheric Water Generator)

空気中に含まれる水蒸気を集めて凝縮させ、水を生成する
技術は、大きく「冷却凝縮式」と「吸着式」の2つに分けられる

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03452/020500002/

冷却凝縮式

エアコンの冷房で、水滴が出てくるのと同じ原理ですね
冷たいコップに水滴がつくのも同じ

吸着式

乾燥剤に水分を吸着させて
加熱して蒸気として取り出すタイプ


わりと原始的な仕組みを、まじめに装置化、産業化しようという動きです

空気から水をつくるコストは?

コストがべらぼうに高いのでは?
と思って、AIに聞いてみたら、5~20円/L
と、意外に現実的です
ホントかな??

お風呂を一杯にするのは、ちょっと厳しいけど
緊急時に飲料水を確保するには、ちょうどいい感じ

太陽光発電と組み合わせれば、
電気、水道が止まっても、なんとか生き延びることができそうです


製品例

どこで買えるのか?
と思って検索すると、わりとすぐに見つかりました

これは、ウオーターサーバーの代替みたいな形です
電気代 月1000円 は、もう少し安くならないかな
と思いますが、わりと現実的です

その他のコストとして
フィルター交換や、ミネラルパックが必要な気がします

他にも、色々見つかります

 

Amazonでも買えます
ユーザー評価は微妙(笑)


こちらは、少し大型の産業用です


2030年代に「1兆円市場」へ!?

こちらの記事では、世界的な市場拡大が予想されています

市場調査会社Grand View Researchなどの分析によると、世界のAWG市場はここ数年で加速度的な拡大を見せている。
2023年時点で約20億ドル(約3,000億円)規模だった市場は、
2026年に約33億ドル(約5,000億円)に達すると予測され、
2030年代には1兆円の大台を突破する勢いを見せている。

特に需要拡大が著しいのはアジア太平洋地域(APAC)と中東・アフリカ(MENA)だ。インド・中国・東南アジアでは急速な都市化により水インフラ不足が顕在化し、降水量が乏しい中東では海水淡水化に代わる分散型水源としてAWGの導入が進む。

これまで水供給の主役だったのは、大規模ダム、海水淡水化プラント、長距離水道網といった巨大インフラだった。しかしAWGは、その常識を根底から覆す。「必要な場所で、必要な分だけ水を作る」という分散型インフラとして、都市部から農業、軍事、災害対策まで幅広い用途が期待されている。

農業用は、もっとコストダウンしないと、厳しそう
単価の高い、プレミアムフルーツとかは、イケるかもですが

災害対策では、わりとすぐに必用
意外に軍事用で実用化したりして、、、


米国、イスラエルのベンダーが先行しているとか

こちらの記事でも、海外ベンダーの動向がまとめられています

日本は後発か

2019年市場規模:19億4,080万米ドル
2027年予測市場規模:62億1,490万米ドル

もう数年前には、市場として存在した、ということ???

米国:緊急時対応、オフグリッド生活、軍事基地におけるAWG導入の増加を背景に、2027年までに4億3760万米ドル規模に成長すると予測される。
中国:産業活動の活発化と急速な都市化が、特に水不足に悩む省において、AWGなどの持続可能な水ソリューションの需要を牽引している。
インド:農村部および準都市部における水不足が、特にインフラが未整備な地域において、住宅用・商業用を問わずAWGの導入を加速させている。
中東・アフリカ:2019年には最大の市場シェアを占めた。これは極端な気候条件と海水淡水化への高い依存度が要因である。GCC諸国は水安全保障を確保するため、AWG導入を主導している。
アジア太平洋地域:東南アジア諸国と中国が主要消費国として台頭。水不足の深刻化と飲料水へのアクセス格差が背景。年間平均成長率(CAGR)21.1%が見込まれる。

主要大気水生成装置メーカー一覧:
・ Drinkable Air Technologies (フロリダ州、米国)
・ Water Technologies International, Inc. (フロリダ州、米国)
・ Atmospheric Water Generator, LLC(米国フロリダ州)
・ 中陵新泉(福建)空気飲用水技術有限公司(中国福建省)
・ Island Sky Corporation(米国フロリダ州)
・ Dew Point Manufacturing(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)
・ ユーロスポーツ・アクティブ・ワールド・コーポレーション(米国フロリダ州)
・ ウォーター・ジェン株式会社(米国ノースカロライナ州)
・ プラネッツウォーター株式会社(英国ロンドン)
・ ウォーターメーカー・インディア・プライベート・リミテッド(インド、マハラシュトラ州)
・ アトランティス・ソーラー(アメリカ、ニューヨーク州)
・ GENAQ Technologies S.L. (ルセナ、スペイン)
・ Clean Wave Products (アメリカ合衆国)
・ Eshara Water (アブダビ、アラブ首長国連邦)
・ Akvosphere (インド、西ベンガル州)

すでに、多くのベンダーがひしめき合っています
日本は、どこにも見当たらない


日本のJICAのサイトに調査レポートが見つかりました

https://www2.jica.go.jp/ja/priv_sme_partner/document/1631/Nz231-050_report.pdf

アフリカ・タンザニアでの実証実験のようですが、
水道水の方が安い!
って笑い話のようなオチ

タンザニアでも都市部なら、必要ないのかも


ちょっとしたニュースから、
少し調べてみるだけでも、視野、世界が広がります

水資源をめぐって、世界的な紛争が起きるのでは、、、
という話は、こういう技術を発展させることで解消してほしい


テクノロジー、産業構造、市場需要の現在位置を知った上で
未来への妄想を膨らませています



この記事を書いたのは、

収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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