『生成AIと脳』 池谷裕二(著)
AI関連本の中でも、少し異色
ある程度の納得感はあるのですが、違和感も感じる
「あなたは、どう考える?」
と問われているような感覚になる、おもしろい本です
『生成AIと脳』 池谷裕二(著)
『生成AIと脳』 -この二つのコラボで人生が変わる-
池谷裕二(著) 2024.11
著者は脳科学じゃなくて、神経生理学の専門家。
でも、脳に関する本を何冊も書いています。
脳科学と神経生理学の違いが、よくわからなかったので、ChatGPTに聞いてみました
脳科学: 脳全体の構造や働き、またはその結果として生まれる心の働きや行動を広い視点で研究する学問。
神経生理学: 脳や神経系を構成する細胞が、どのように情報を伝えるのかという、より具体的で細かい仕組みを解明する学問。
このように、脳科学は大きな視点から脳の働きを探る分野で、
神経生理学はその中の細かい部分、つまり神経細胞の働きに注目している
という違いがあります。
マクロで捉えるか、ミクロに見ていくかの違いですかね。
前半は一般論が多くて、つまらなかったのですが、途中からおもしろくなります
AIの寄り添い力、共感力は驚異的!
noteでも、AIに癒された、AIにグチを聞いてもらった、、、
というつぶやきが増えている気がします
AIはハチャメチャな話でも、しっかり聞いてくれるし、
無茶な要求も、さらっと処理してくれる
それでいて、絶対に怒らない
この徹底した寄り添い力を、人間と比べられると
人間に勝ち目はない(笑)
別の角度から見ると、
人間に足りない本質的なことを教えてくれる
自分の至らなさに気づくキッカケになる
そういう見方もあるんだぁ、と意外に納得でした
自分の言語化能力を鍛えてくれるAI
画像生成AIは、自分が入力した指示によって、出来・不出来が決まる
イメージと違うとしたら、自分の言語化能力の問題
相手には、そういう風に伝わるんだ、という気づきから学ぶことも多い
AIに丸投げしていると、没個性になる
研究論文をAIを使って書くことが当たり前になりつつあります
しかし、丸投げ、コピペに対して強く警告している
短期的には、いい論文がかけた気がするかもしれないけど、
すぐに回りも追いついてきて、平均の中に埋没してしまう
結局、そんなのは評価されないよ、という話
noteでも生成AIの丸コピ、と思うような文章が目に付きます
もう少しうまく使えばいいのに、、、 ということ
工夫して使うことが、AI時代の個性かな
AIが人間を超える世界
いわゆるシンギュラリティ以前にも、
色々な転換点がありそう
AIが論文を自動生成するようになると、論文が大量生産され
人間が読める量をはるかに超える
論文を読んで、精査するのもAIに任せるようになる
そのうち学会で、AIがプレゼンするようになるw
研究の展開スピードが早いので、人間は追いついていけない
AIが発表してAIが聞くなら、学会自体が形態を変え、オンライン化していく
SFっぽいけど、ありそうな話
ちょっと、ゾクゾクっと、寒気を感じます
身体性は、言語から獲得できる!?
心や感情、意識など、体を持たないAIが到達できない領域がある、
という主張が多いのですが、ここでは少し違った角度から問いかけています
生まれつき視覚障碍を持つ人が、会話を通して、
「透明感」とか「透けて見える」といった視覚的な概念を獲得している、という話
言葉を使って、そのシーンをイメージしてみる
このプロセスに、身体性を伴う体験は必須ではない、ということ
結局、大量に文章を読み込ませて、その中に埋め込まれた体験が
AIの中に疑似体験として再現され、学習素材になる、ということ
つまり、身体性を持たないAIが身体性と強く関係していると考えられる、
感情や意識のようなものを持つ可能性について、
否定はできない。という立場を取っている。
このあたりのロジックの展開は、ちょっと早すぎて、
私の中でまだ消化できていませんが、
意外な着眼点でおもしろいし、視野が広がった感じがします
ということで、
色々な新しい観点が得られる本でした ^^)/
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz
