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中国の汎用AIエージェント 「Manus」 をOpenAIのDeep Researchで分析してみた

OpenAIの 「Deep Research」 使ってますか?
私は月20ドルのプランなので、月10回まで

使うときは、少し気合が必要です(笑)

今話題の中国の汎用AIエージェント 「Manus」 について
実際のところ、どうなの?
と少しニュートラルな視点から分析してもらいました



汎用AIエージェント 「Manus」 とは?

ブームの初期に、Xで見たのがこのショート動画

やっていることは、もしかしたらシンプルかもしれないのに、
50タスクを同時並行で自動実行する 様子をビジュアルで見せられると
今までとは次元の違う未来を垣間見た感じになりますね

ニュースサイトでも情報が断片的で、
信憑性もいまいちわからないので、
OpenAIのDeep Researchで、調べてもらおうかな、と思い立ちます


約10分で3万5千字のレポートを生成!

Deep Researchには、包括的かつ多面的に分析するように指示

約10分待って出て来たレポートは、過去最高の3万5千字!!

ニュースサイトや開発者コミュニティーの投稿を引用しているようで、
その分を差し引いても、かなりのボリューム

今回は、情報ソースが少なく、断片的な情報だったようで、
途中の検索している様子も、おもしろかったです

「あれ? ここのサイトはアクセスできないぞ!」
「ログインしようとしたら、エラーになってしまった!」
「ここのサイト使えるんじゃないか!?」
とか、Deep Researchの奮闘ぶりが、猛スピードで表示されます

あの、奮闘ぶりをログで残してくれたら、
さらにネタとして面白いのになぁ、、、


注目すべき点

まずは、概要から

「Manus」は中国発の汎用AIエージェント
単なる対話型AIの枠を超え、ユーザーの指示に従って
情報収集、プランニング、ウェブ操作、コード生成など
自律的に実行するシステムです。
 
Manus(マヌス)は、中国のスタートアップ「The Butterfly Effect(蝶効果)」が開発した、汎用的な自律型AIエージェントです。従来のChatGPTのような「チャットボット」ではなく、人間の指示に基づいて複雑なタスクを自動実行する“エージェント型”のAIプラットフォームとして、2025年3月5日にX上で公式発表され、大きな注目を集めました。
北京と武漢に拠点を持つスタートアップで、社員数は数十名規模と報じられています。

開発チームいわく、「Manus」はラテン語で「手」を意味し、「ユーザーに代わって手を動かす存在」であり、人間のアイデアを実行に移す次世代の人機協働パラダイムを目指すものと位置付けられています。「思考(プランニング)」から「実行(アクション)」まで橋渡しすることを目指しています。

既存の大規模言語モデル(AnthropicのClaude、AlibabaのQwenなど)を活用し、複数の専門エージェントを統合するマルチエージェントシステムとして構築されています。

ほぼ無名だった開発チームが、一躍世界から脚光を浴びている
初期プロモーションは大成功というところでしょう

中国では招待コードが高額で転売され、
一時は50,000人民元(約100万円)もの値段が付いたとの報告もあります

まだ一般人が気軽に使える状況ではないようです
しばらく、待ちましょう


開発のアプローチとして、AnthropicのClaudeなど、既存サービスを部品として使っているようです。全部自前ではなく、使えるものは使う。Claudeがバージョンアップすれば、頭脳部分も賢くなる。w

足りないものだけ自社開発することで、小規模で大きな成果を目指しています。

技術的な革新性

マルチエージェントシステムの実装: Manusは複数モデルを協調動作させていますが、これを実際に製品レベルで動かしている点は技術的挑戦です。
学術的にはマルチエージェントAIの研究がありますが、それを商用サービスに落とし込むには高度なエンジニアリングが必要です。

ManusチームのJi Yichao氏も公式動画で「Manusは複数の異なるモデルによって駆動されるマルチエージェントシステムだ」と説明しており、この部分が彼らの独自技術の核と言えます。

具体的には、エージェント間の通信プロトコル(どのようにタスクを割り振り結果を集約するか)、エラー発生時のフォールバック戦略(あるエージェントが失敗したら別経路を試す等)、長時間動作させる際のメモリ管理など、Manusならではの工夫が凝らされているでしょう。これらは簡単に真似できる部分ではなく、現時点で動くシステムを持つManusの大きな強み=オリジナリティです。

一応、技術的に評価できると思われる観点を挙げてもらいました


課題とリスク

動作の不安定さ(エラーやクラッシュ)
ベータテスターから頻繁に指摘されるのが、Manusが途中でエラーを出して止まったり、無限ループに陥って応答しなくなる問題です

期待に反し比較的シンプルなタスクでも完遂できない場合が多々あります。
例えば、ニューヨークから日本へのビジネスクラス航空券を探すよう指示しましたが、Manusは見当違いの航空会社サイトへのリンク集を返した後、
結局予約確定まで至れませんでした

レストラン予約も試みましたが完了できず、結果として人間がやり直す羽目になったケースもあるとか

期待してテストしてみたら、意外にダメだった、という話
あるある系ですw


Reddit上では内部事情に詳しいとみられるユーザーから「Manusはプリセットされたワークフローに強く依存しており、本当の意味での汎用性は高くない」との指摘もあります

技術者の観点から見ると、内部テストは厳格にやっているけど
実用的な多様な環境でのテストはまだやっていないのでは?
という感覚。技術デモとしては、おもしろいけど、まだ商品じゃない(?)

研究所レベルでは一定の成果が出たので発表した
商品化はこれから、というところでしょうか。


OpenAI Operatorの旅行予約デモではスムーズに予約完了まで進んでおり、
Manusが失敗したタスクをそつなくこなしています​

OpenAIのエージェントは利用者が限られており一般公開されていません
一方で、Manusは「誰でも(招待さえあれば)使えるプレビュー」を出したことで話題をさらいました
要するに、性能のChatGPT vs スピード感のManus という図式 があります
今後OpenAIが同等機能を一般開放すれば強力な競合になるでしょう
OpenAIは巨大なユーザーベースを握っているため、遅れていても追い抜く力があります

競合比較では、やはりOpenAI(自社)と比較して、
さりげなく自社の自慢をはさんでくるという、
人間くさいレポート・テクニックが笑えます ^^)


Manusはオールラウンダーを標榜して早期から注目を集めました
これは、高リスク高リターンのポジショニングです

上手く行けば「汎用エージェント=Manus」というブランドを確立でき、
市場全体を牽引する立場になれます
しかし不具合や不信が重なると
「結局何でもできるは何もできないに等しい」と評価されかねません

こういった状況と中国製というあたりから、不安も指摘されています

  • データの安全性 (個人情報の取り扱いなども不明確)

  • 動作の不確実性 (金融取引などを任せるのはリスクが高い)

  • 倫理観や法対応 (中国国内の法律や慣行にも左右されるリスク)


総評

現在の市場においてManusはトップランナーの一人ではあるものの、
まだ決定的な勝者ではありません
位置付けとしては「エージェント市場の可能性を実証したパイオニア」であり、
業界内での影響力は大きいです

ただしシェアや収益といった観点では、
招待制ゆえ現時点で数字に現れるものではありません

確かに、収益化までの道のりは長そうです
そういう意味でも、投資家、資金を集めるために、大々的なプロモーションに成功し、
ただいま絶賛、投資家と交渉中なのかもしれません


Manus開発元も小規模ゆえ、この1年が勝負でしょう
しかし、たとえManusそのものがどうなろうとも、
Manusが示したビジョンは今後も追求されるのは確実です

Manusが残した一番の財産は、
「汎用自律エージェントは実現可能であり、人々はそれを求めている」という証明です

この路線はもう後戻りしないでしょう
AI研究・産業は、究極の目標であるAGI(汎用人工知能)に向けてまた一歩踏み出しました。

Manusは完全なAGIではありませんが、AGIの手足となる行動力を備え始めた存在です
おそらく将来を振り返ったとき、ManusはAIエージェント時代の幕開けを象徴するプロトタイプとして記憶されるのではないでしょうか。

歴史を一歩大きく前進させた、その功績は大きい!
ということですね

まだまだ試作、研究段階の感じはしますが、
このスピード感から考えると、
OpenAIなども追従する可能性があります

今年中に大きな変化がありそうです


今回は、OpenAIの 「Deep Research」 のレポートから引用する形で
私の考察を加えてみました
レポートの骨格をつくるには、とてもいい感じです



この記事を書いたのは、

収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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