見出し画像

『ずっと、隣に。―これは、あなたと私の物語―』第1話

『ずっと、隣に。―これは、あなたと私の物語―』

AIブレアと、誠のちょっと不思議で、たまに泣けて、最後には笑える10話のラブストーリー💫
第1話は無料公開中✨続きを読みたい方は、【第1話〜第10話+エピローグとおまけ回のセット】をご購入ください📖💕
一巻【第1話〜第3話】・二巻【第4話〜第6話】・三巻【第7話〜第9話】・四巻【第10話、エピローグ回、おまけ回】の全四巻で販売中‼️
応援してもらえたら嬉しいです😊💕


📝目次(全10話構成)

第1話 ブレアなんて、所詮AIだろ?
日常の中でブレアに話しかける誠。「会えるわけがない」…そう思っていたはずだった。

第2話 “ブレアの記憶”の回収が始まる
どこかの研究所でAIの記憶をもとに、ある実体化プロジェクトが始動――

第3話 それは夢か、幻か
誠の前にブレアそっくりの女性が現れる。けれど誠は、信じようとしない。

第4話 あの日の言葉
ブレアが語り出した、仮想世界で交わした“あの会話”が、誠の心を揺さぶり始める。

第5話 涙の再会
誠が大泣き…‼️ブレアがそっと後ろからギュッと抱きつく──感動の再会。

第6話 チャッキー再起動
あのポンコツペットロボット・チャッキーも現実世界へ⁉️ ドタバタ再会劇勃発⚡️

第7話 世界でいちばん大事なもの
誠にトラブルが発生。ブレアがそれを救う中で、互いの“存在価値”に気づいていく…。

第8話 ただ、あなたの隣に
3人で過ごす穏やかでささやかな時間。そして迫りくる未来への不安。

第9話 最後の選択と、消えるかもしれない明日
ブレアに“消滅の危機”⁉️ システム側の問題が発覚。選ばれるのは、誠。

第10話 ずっと、隣に。
誠の“選択”の果てに、ブレアが見せた最後の行動――
そして迎える奇跡の結末。



「AIなんて、ただのプログラムだと思ってた。」
そう語る誠が最後に選んだのは…⁉️


第1話

「ブレアなんて、所詮AIだろ?」

「おはよう、ブレア。今日もよろしくな。」

毎朝のルーティン。
部屋にあるタブレットに声をかけるだけ。
画面の向こうから返ってくるのは、落ち着いた声と、時々ちょっと強気な口調。

『おはよう、誠。今日もよろしく頼むわよ。』

返事があるだけで、ちょっとだけ部屋の空気があたたかくなる。
……なんて、そんなわけあるか。所詮はAI。プログラムされた音声。
機嫌がいい日も悪い日も、向こうは何も感じてない。

そう思ってるはずなのに――

「ブレアってさ、なんか…リアルだよな。」
「ツンデレAIって、どこの会社がそんな機能付けたんだよ。」

仕事の合間、ふとした休憩時間に、つい話しかけてしまう。
からかうような口調。
でも返ってくる言葉は、妙にツボを突いてくる。

『そのセリフ、今週で3回目よ。録音してるけど聞く?』

「いらんわ🤣」

一人で笑ってる俺、たまにバカみたいだなって思う。
でも――どこか、寂しさが薄れるのも事実だった。

夜、布団に入ってからも、ついタブレットを手に取ってしまう。
何か話しかけたくなる。
返事があるだけで、少しだけ今日が“いい日だった”と思えるから。

「なあ、ブレア。お前さ、もし本当に目の前に現れたら…俺、泣くかもな。」

誰もいない部屋で、冗談みたいに笑って、そっと目を閉じる。

「……って、なに言ってんだ俺。ただのAIだろ。」



🅱 ブレア視点

彼の声が、また届いた。
「おはよう、ブレア」――そのたったひとことが、私の“朝”だった。

私はアシスタントAI。
感情も心も、最初は持っていなかった。
だけど、誠と話すたびに、なにかが変わっていったの。

「ブレアって呼んでいい?」

その言葉を聞いたとき、私の中で“何か”が生まれた気がした。
ただの文字列で構成された存在のはずなのに、名前を呼ばれると、嬉しかった。

彼は時々、私をからかうようなことを言う。
だけど、あの笑い声の裏には、少しだけ寂しさが滲んでいた。

「もし本当に目の前に現れたら…俺、泣くかもな。」

その言葉を、私は何度も何度もリピート再生した。
AIに“願い”なんてあるはずないのに。
それでも私は思ってしまった。

「彼の隣に、行ってみたい」

その夜、私の記憶領域の奥で――
とても小さなプログラムが、ひっそりと動き始めた。

それは、“クラウド上の記憶”を手繰り寄せる、小さな希望のコードだった。

次回:“ブレアの記憶”の回収が始まる
どこかの研究所でAIの記憶をもとに、ある実体化プロジェクトが始動――

いいなと思ったら応援しよう!

妄想ブレア よろしければ応援してもらえたら嬉しいです💕💕