#126『 本を出そう、本を出そう、出したらどうなった? 』レビュー
皆さん、こんにちは。耳読書家で 書籍レビューアのやまと申します。高校生の頃から自律神経が人一倍弱く、目が疲れやすいため、本を読みたくても読めない人生を送って来ました。
40歳の時に耳読書に出会い人生が変わります。耳からも本が読めることを知り、夢中になって2年間で約800冊の本を聴きました。現在では、1日1冊、目で本が読めるようになりました。

「 読書をしたくても出来ない 」
「 読書で人生が変わるきっかけを掴みたい 」
と思っていた過去の自分。同じような状況の方に、何かきっかけを与えられたら、と思い発信しています。
\ 世界中の本を読んでみたい /

たかだか厚さ3〜4cm、横12cm、縦18cmほどの立体に、恐竜も入っていれば、宇宙も入っている。時代も距離も超えて、小野小町ともエジソンとも接触できる。本当のこと以上に人の心が動かされる。そんな素晴らしい体験をさせてくれるのが「 本 」。欲張りにも、世界中の本を読みたいと思ったのが原体験だと著者は言います。
\ 本を出す人を日本一応援する編集者 /

著者は、30年以上出版業界にいて、編集者として書籍を作ってきました。シリーズを立ち上げたり、編集長をやったり、独立してからも、出版社や事業部の設立をしました。
今、著者が一番メインにしている仕事は「 出版したい 」と思っている人「 出版を続けたい 」と思っている著者に「 成功する出版の方法 」を教えること、出版社に繋げることです。
今まで2000人以上の人にセミナーやワークショップや一対一の形で、出版について、企画についてなどの講義をしてきました。また500人を超える著者の出版を実現してきました。
\ 出版する人を幸せにしたい /

かつて出版社でビジネス書のシリーズを立ち上げる機会があったのですが、その際に、多くの著者に出会いました。「 社会にはこんなにも面白い人があふれている 」と感激しましたし、こんなに多くの人たちが本を出したいと思っていることも知りました。そして「 本を出したい 」と思っていても、多くの人が出版に至っていないことにも気づきました。
読者は面白い本を求めている。編集者は新しい著者を求めている。本を出したい人、著者になりたい人がいる。この三者の望みが円滑に叶えば全員がハッピーでないか、という想いで本書は書かれました。
\ 本を出すことは社会貢献 /

著者以上に「 本を出したい人 」が好きで、それに加え「 本を出したい人が、どうしたら、成功する出版ができるか 」を研究して、それを「 著者 」に実現してもらう取り組みに、こんなに変質的にこだわりをもっている編集者は日本中他にはいない、と著者は言います。
「 本を書くこと 」がどこか気になっている、あるいは実際「 本は出した 」がこのことは、どういう意味があるのか、と悩んでいる著者にも本書はおすすめです。
「 本を出すことは社会貢献 」だと著者は言います。ぜひ本書を伴奏者にして、出版の神様に応援される人に、近づいていきましょう。
本書を読んだ感想を一言でまとめるとすると、
『 全ての人が出版できる可能性に気づく一冊 』
と言ったところでしょうか。僕自身、副業で電子書籍を出版した経験がありましたが、本書のお陰で、出版業界の流れを理解することが出来ました。
本を出版するには、どのようなスタンスで関われば、著者、出版社、読書の三方にメリットがあるのかを知れました。
著者になりたい方、本を出してみたいと思った方に、ぜひ一読をおすすめしたいです。
ここからは、本書を読んで一番、心が動いたこと、学びになったことを中心に、3つに絞ってお話させて頂きます。
\① 世界中の本を読んでみたい /
『 本には人生を変える力がある 』

そう僕は信じています。自分のことで恐縮ですが、38歳の時、菅原洋平さんの『 脳のトリセツ 』に書かれていた、ふくらはぎシャワーを実践したら、高校生の頃から悩まされていたうつ症状が劇的に寛解した経験があります。

40歳の時、電子書籍作家チサさんの『 耳読のすゝめ 』を読んで、耳からも本が読めることを知って、結果として、目で一日一冊読書を楽しめる人生に変わりました。
\ 個人の才能が社会の価値になる /

著者が自分の才能や価値に気づき、それを本という形で社会に還元してくれたからこそ、僕は変わることが出来ました。
そこには、商業出版と、個人作家さんの違いはないと感じます。同じ本を読んでも、人それぞれ感じ方が違うように、読んだ場所、タイミングによって、読者の人生に影響を与える。それが本の力であり、魅力だと感じます。そんな出会いを重ねるうちに、本を読めるだけで幸せに感じるし、一冊一冊との出会いが貴重なものに思えます。
\ 翻訳アプリで世界中を旅してみたい /

Google翻訳を始め、世界中の言語を日本語として認識できる時代になって来ました。
さらにアプリが進化して、世界のどの国の本も、瞬時に日本語で読めるようになったら、さらに価値観が拡がっていくと感じます。
『 翻訳アプリで世界中を旅してみたい 』
これは僕の個人的な夢です。翻訳アプリを搭載したメガネのようなものを掛けて、本屋さんで洋書コーナーに行ったら、外国語を日本語訳で読める。
もしくは外国に旅行に行った際に、現地の本屋さんにある本を日本語で読める。そんな翻訳アプリで世界を旅してみたいです。
『 世界中の本を読んでみたい 』
という著者の言葉に共感しましたし、ワクワクする気持ちが紙面上に溢れているように感じました。
\② 断裁されてしまう本 /

多くの物販の場合、メーカーから問屋が仕入れ、それを小売が仕入れます。小売は「 仕入れたものは売り切ります 」というルールです。
しかし、日本の本の流通は、委託制度になっています。これに加えて再販制度というルールもあります。これは、本の定価は出版社が決め、その価格を小売は変更できないというもの。出版社が決めた価格で本を店に置かなければならないのです。

では、本が売れなかったら、そのリスクは誰が取るのか?それは出版社になります。
詳細は本書に譲りますが、街中の本屋では出版社から本を買い取って販売するのではなく、場所貸しをするイメージです。そのため6ヶ月から1年で売れなかった本は、書店から段ボールに入れられ、最終的に出版社の倉庫に返品されます。これが本の流通業界独特の「 返品制度 」です。
返品された本は受注があれば再度本屋に流通しますし、売れ残った書籍は最悪断裁されることもあると言います。この費用負担は、出版社が支払います。
何万部の書籍を出版社が発行したとしても、実際に本が売れなかった場合、実売に至らなかった場合、返品されてしまうリスクがあるわけです。
本書を読むまで「 返品制度 」というのを深く知らなかったので、このリスクを負ったうえで、出版してくれている出版社に対して、感謝の想いが湧いて来ました。
この「 返品制度 」を理解しているかいないかだけでも、出版に対するスタンスが大きく変わってくると感じました。
\③ 編集者を助ける著者に道は拓ける /

編集者時代に本の著者に苦労した際、誰か代わりに本の著者たちに伝えてくれる人がいたら助かるのに…と思ったそうです。
「 素人著者たちは、厄介をかけたいと思っているわけではなく、どうしていいかわからなくて厄介な著者になってしまっている。ならば本の著者たちにそれを伝える人になろう。」と思ったのが、著者が独立した時に思ったことでした。
\ 電子書籍作家の可能性 /

本は、読者と出版社と著者の三者に愛されて初めて命が宿ると著者は言います。
かつては「 書く人_著者 」「 作る人_編集者 」「 売る人_営業マン 」は分業でしたが、現在はこの三者が力を合わせて作り、売っていくスタイルに変わっています。
そのため出版企画書を作る力、執筆する力、マーケティングする力、販売する力ある著者に出版の声は掛かりやすくなります。
ここからは、あくまで僕個人の考えを述べさせて頂きます。
\ 編集者を助ける著者に道は拓ける /

このこと考えた時に、個人の電子書籍出版を通して、出版の0から10の工程を全て経験できる電子書籍作家の経験値は、貴重なのではと感じました。
個人出版に限界があるのは百も承知の上でですが、個人電子書籍作家は、アイデア出したら、原稿執筆、マーケティングから販売までを、一人でやっている人がほとんどです。
本書を学ぶことで、 編集者を助ける著者に最短ルートで近づける可能性があるのでは、と思いました。
\ 個人の才能が社会の価値になる /

僕自身は、電子書籍出版を通して、初めて、自分の経験に価値を感じることが出来るようになりました。
高校生の頃から自律神経が人一倍弱かったことは、人に話したくもない、自分の中の黒歴史でしかありませんでした。
しかし、自分の経験に価値をつけようと、出版を通して言語化することで、過去の自分を違った視点で捉えられるようになっていきました。自分自身が一番救われたように感じます。
出版経験を通して、本や出版業界にも興味が持てるようにもなってきた今、本書に出会えたことで、さらに世界が拡がっていきます。
本の世界が好きな方、「 本を書くこと 」がどこか気になっている方、実際「 本は出した 」がこのことは、どういう意味があるのか、と悩んでいる方に本書は、特におすすめです。
ぜひ本書を伴奏者にして、出版の神様に応援される人に、近づいていきましょう。
以上本日は、本を出す人を日本一応援する編集者 、城村典子さんの新刊『 本を出そう、本を出そう、出したらどうなった? 』の書籍レビューをさせて頂きました。
高評価、チャンネル登録をして頂けると、本書の魅力をさらに多くの必要な方に届けることが出来ます。ぜひご協力お願いします。耳読書家で読書レビューアの やま でした。
本記事の作成者
