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写真展「キタノトリコ」

光を選ぶ、二枚の北海道


ギャラリー大通美術館にて、3月28日・29日の二日間、「キタノトリコ」が開催されました。日本文藝さんが主催するこのイベントは、北海道・東北エリアを拠点に活動している方々を中心に、今回も約150点の作品が会場を彩った。初開催となった昨年3月末、そして8月上旬の二回目。今回で私にとって三度目の「キタノトリコ」。現地にて見て下さった皆さま、そして応援して下さった方々、関係者の皆さま、ありがとうございました🙇

今回出展したのは二点。夕暮れ時の道庁赤れんがと、朝陽が差し込む小樽港に停泊する日本丸。光の質がまるで異なる二枚を並べることで、北海道の空気の厚みのようなものを感じてもらえたなら、と思いながら選んだ写真。

夕暮れの赤れんが
朝陽が差し込む小樽港の日本丸

知った顔と、積み重なる引っかかり


会場に足を踏み入れると、並んだ作品たちと、それをじっくりと眺める来場者の方々の姿がある。その静かな空気は毎回変わらず、やはり良いものだと思う。地元開催ということもあり、カメラ仲間やInstagramのフォロワーさんが足を運んでくれたのは、素直にありがたかった。

ただ、気になることが前回の夏からずっと続いている。東京や横浜での展示には参加経験は何度もあるけど実際に現地では見たことないので、あちらの様子はわからない。しかし昨年8月開催から、商用カメラマンと思われる一人の方の動きがどうにも目についていた。今回もそれは変わらず、場の空気とはいささかそぐわない振る舞いが、やはり引っかかった。さらに、その関係者たちがスピンオフとして「番外編キタノトリコ」を開催していることも知っていた。日本文藝さんから許可を得ているとのことで、公認の企画ではある。とはいえ、昨年の晩秋にそのメンバーの一人から誘いを受けたとき、どこか荒らされたような感覚がぬぐえず、当たり障りのない返事でそっと断った。三回目にして、その引っかかりはむしろ積み重なった形になった。

次の季節へ、まだ答えは出ない


会期終了後、日本文藝さんからご愛顧メールが届いた。次回は9月12日(土)・13日(日)を予定しているとのこと。ありがたいお知らせではあるが、正直なところ、今はまだ参加する気持ちになれずにいる。それでも、知った顔が作品の前で静かに立ち止まってくれていたあの光景は、やはりうれしかった。答えが出るまで、もう少し時間をかけて考えてみようと思う。

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