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VOICEPEAKの「ブロックの出力」を見落としていた

わたくし、VOICEPEAKを使い出して3年以上経つのですが、触ってるときに「これがあると便利なのになぁ…」と毎回思っていた機能が実は実装済でした。

それが、「ブロックの出力」という機能です。

今回はそんな「ブロックの出力」とはどういった機能でなぜ欲しいのか、そしてなぜ私が3年間も見落としていたのかについてお話ししていきます。


1か所の修正でも、全体を書き出していた

合成音声によるナレーションは、完成後に一部分だけ修正したくなることがよくあります。
自分の打ち間違いを見つけることもあれば、確認してもらった後に依頼者から「この言い回しだけ変えたい」と依頼されることもあります。
そんなときに、修正した1文だけを書き出して、動画編集ソフトで該当ファイルを差し替えるのが理想です。

私は、VOICEPEAKを使い始めてからこれまで、段落単位のファイル書き出しができないと思い込んでいました。
原稿の一部を直すたびに、プロジェクト全体を出力し直していたのです。
100個のセリフブロックがあれば、1か所の修正でも全体を書き出す。
ファイル名をそろえて上書きすれば差し替えられますが、音声の長さが変われば動画編集ソフト側でタイムラインの調整も必要です。

「音声は自然だけど、修正が入ると少し面倒…」

それが、私のVOICEPEAKに対する印象でした。

AIとの壁打ちで「ブロックの出力」を知った

きっかけは、VOICEPEAKとVOICEVOXの違いを記事にしようと、AIと構成を整理していたときでした。
VOICEPEAKでは一部分だけを書き出せないのが不満と話したところ、「出力したいブロックを右クリックして、『ブロックの出力』を選べるのでは」とAIから指摘されました。

AIの回答だけでは確かなことは分からないため、実際にVOICEPEAKを開いて確認しました。すると、セリフブロックの右クリックメニューの一番下に、確かに「ブロックの出力」がありました。

右クリックしたら出てきた「ブロック出力」

機能がなかったのではなく、私が機能にたどり着けていなかったのです。

VOICEVOXのメニューを基準に考えていた

VOICEPEAKの「ブロックの出力」に気づけなかった理由。
それは、VOICEVOXとの画面の違いです。
VOICEVOXでは、ファイルメニューに書き出し方法が並んでいます。

  • 音声を書き出し

  • 選択音声を書き出し

  • 音声を繋げて書き出し

VOICEVOXのファイルメニュー

私はこの、「選択音声を書き出し」を使っていました。
その感覚でVOICEPEAKのファイルメニューを確認しましたが、同じような項目は見当たらなかったため、「VOICEPEAKには部分書き出しがない」と判断してしまったのです。

ところが、VOICEPEAKでは書き出し機能の入口が分かれています。

  • プロジェクト全体の出力は、画面上部の三点リーダー

  • 一つのブロックだけの出力は、セリフブロックの右クリックメニュー

どちらも音声の書き出しですが、同じ場所には並んでいません。
言い訳にはなりますが、このためVOICEPEAKには部分書き出し機能がないと思い込んでしまったのです。

使い始めた時から、機能はあった

この右クリックメニューがどこからあるのかが気になり、AHSのVOICEPEAK更新履歴をさかのぼったところ、2023年1月公開のバージョン1.2.1に、次の記載がありました。

セリフブロックごとに音声ファイルを出力する機能を追加。

AHS VOICEPEAK更新履歴

会社でVOICEPEAKを購入してもらい、情シスからライセンスを渡されたのは2023年5月8日でした。
バージョン1.2.1の公開から約4か月後です。

更新履歴の記載どおりであれば、私がVOICEPEAKを使い始めた時点で、「ブロックの出力」はすでに存在していたことになります。
後のアップデートで追加された機能を見逃したわけではありません。

ライセンスを受け取った当初から使えたはずの機能に、3年以上気づいていなかったのです。

その間、VOICEPEAKは部分的な修正が面倒なソフトだと思い込んでいました。実際には、使い始めた時から解決方法が用意されていたようです。

思い込みって、怖い

AIとの壁打ちをきっかけに調べ直したことで、機能だけでなく、自分の思い込みにも気づくことになりました。
今後は思い込みでソフトを使っていくのではなく、「これってできるのかな?」と思ったら、積極的にAIに相談していこうと思います。
(自分で勉強する気はないらしい…)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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