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NN早稲田? 悩んだけど、受けませんでした

中学受験の情報収集をしていると、必ずといっていいほど目に入るのが「NN(何がなんでも)志望校別特訓」の存在です。

早稲田アカデミーが提供するこの講座は、早稲アカ生はもちろん、サピックスなど他塾の生徒も受講するほどのもの。受験家庭のあいだでは「受けるか、受けないか」が一つの話題になります。

わが家も当然、受講を真剣に検討しました。そして結論から言うと——受けませんでした。

ただし、最初から決めていたわけではありません。むしろ逆で、かなり悩みました。受けたほうがいいのではないか。受けないことで不利になるのではないか。そうした不安を抱えながらも最終的に「受けない」と決断しました。

NNを受講した方の体験記はたくさんあります。でも「受けなかった側の意思決定」はあまり見かけない。この記事はその"逆側"の話です。

きっかけは早稲アカの模試説明会だった

NNを本格的に調べ始めたのは、早稲田アカデミーの「早稲田オープン模試」に合わせて開催された保護者向け説明会でした。早稲田中入試の分析とともに、NNの説明を聞く会です。

説明は非常に熱量が高く、内容も具体的です。例えば、

・早稲田中算数の速さの問題は状況図でもいいが、ダイヤグラムの方が解きやすいことが多い。早くから使えるようにダイヤグラムを教えるのを二学期から一学期に早めた。

・理科は満点を目指さず30/40点(75%)を目指す。合格者平均が30点を超える年はほとんどない。毎年何問かは足止めを食らう問題があるので、それを避けてまずは30点を目指す。

・NNではすべての早稲田中過去問をABCなど正解率でランク付けしており、どの問題を優先的に復習するかが分かる

などなど。「ここまで志望校に寄せて対策できるのか」と率直に驚かされました。本番に近い母集団を形成できるので、立ち位置が正確にわかるといった説明もありました。「これは強いな」と素直に感じたのを覚えています。

自塾の状況を調べてみた

説明会の後、改めてグノーブルの状況を確認しました。

直近のGW講習を見てみると、早稲田中専用のコースはなく、「早稲田中・早大学院中」の合同コースになっていまして、何かガッカリしたのを覚えています。

さらに調べると、日曜特訓(日特)でも例年同様の構成らしい(当時はまだお知らせがなかったのでブログなどの情報から「らしい」と判断したが、結果的には実際にそうだった)。サピックスでも似た傾向があります。

つまり、グノーブルもサピックスも、開成をはじめとする御三家クラスには強く特化している一方、早稲田中に対しては"まとめて対応"になっている。そういう構造が見えてきました。

ビジネスとして合理的な判断だとは思います。ただ、早稲田中を第一志望にしているわが家にとっては、「自塾のカリキュラムだけでは早稲田中への対策が弱い」という現実を突きつけられた感覚でした。

だからこそ、NNの存在感が大きくなりました。「早稲田中に特化してやってくれる場所がある」——第一志望の家庭には、かなり魅力的に映ります。

参加可能な日程がなかった

ただ、現実的な壁がありました。

日程が合わないのです。土曜や日曜がNNの授業やテストだったと思います。わが家は6年前半は土曜は土特、日曜は習い事とかぶり、6年後半なら日特とかぶります。

さらに仮にうまくスケジュールをはめ込めたとしても、グノとNNのそれぞれの復習時間がなくなり、分量に無理があることにも気づきました。

6年前半も後半も、わが家はかなり学習内容を絞り込み、ギリギリのバランスで回していました。そこにNNを追加するとなると、単なる"追加"ではなく"再設計=何かをやらない決断"が必要なレベル。時間的にも体力的にも、簡単に乗せられるものではありませんでした。

内容への違和感(あくまで主観です)

スケジュールの問題を抱えながらも、それを超える何かがないか。内容を調べ続けたのですが、何度か説明会で聞いた話にも、どうしても引っかかる部分がありました。

説明会での「NN受講者なら考えなくても解ける」「予想問題が当たる」——そういった趣旨の発言です。多少の誇張もあるとは思います。ただその場で受けた印象としては、短期的に点数を上げるための詰め込み、無理やり成績をブーストする仕組み、に見えてしまいました。

長く使える力というよりは、"その場を乗り切るための知識"に寄っている。そう感じてしまったんです。

これは完全に私の主観です。共感されない方も多いと思いますし、NNを受けて合格した方はたくさんいる。否定する気はまったくありません。ただ、「自分の考え方とは合わないかもしれない」と思ったのは正直なところです。

暗中模索のまま、走るしかない

こうした要素を総合して、6年前半に「NNは受講しない」と決めました。

同時にそれは、早稲田中対策において"すがるものがない"状態に、自ら飛び込んだということでもあります。

NNに食らいついて最短距離で走っているライバルを想像して——それが妄想だとわかっていても——恐怖心を抱いたのもよく覚えています。

正解は用意されていないし、誰かが道筋を示してくれるわけでもない。何をやるか、何を捨てるかを自分たちで決め、走り続けるしかありませんでした。

NN早稲田もなし、グノーブルでも早稲田中単独の講座はない。そんな状況の中で、6年後半の日特をどうするかで悩み、思わぬ展開になっていきます。(詳しくはまた別の機会に記事にします)。

この記録が、同じように迷っている方の何かしらの参考になれば幸いです。


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元記者の受験パパ 調子に乗りやすいタイプなので、応援があるとよけいに頑張ってしまいます!