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インターンで初めて参加した「マザーハウス サンクスイベント」。19年の歴史と、職人のプロ意識を体感した一日をレポート!

マザーハウスの広報チーム インターンの野田です。

年間最大のイベントである「サンクスイベント」。
来春に迎える20周年を前に、今年は「あらためて知っておきたいマザーハウス」をテーマに、19年の年月を様々なコンテンツを通して振り返りました。

今回は、サンクスイベントに初めて参加した私が、その様子と魅力を率直にお届けします!

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マザーハウスが大切にしている「サンクスイベント」とは

代表の山口、山崎をはじめとするマザーハウススタッフが、直接お客さまとお話できる場である「サンクスイベント」。マザーハウスが誕生した2006年から毎年開催しています。

起業当時はまだお店もなく、WEBと卸売だけで販売していました。お客さまのお顔も見えず、どのようにバッグを使っていただいているかも分からない状況の中で、「直接お客さまとお話できる場をつくりたい」という想いをもって開催したのがはじまりです。

コロナ禍はオンラインでの開催となったり、中止せざるを得ないこともありましたが、このようにお客さまに直接、感謝の気持ちをお伝えすることができています。

近年は生産国から職人を呼び、職人とお客さまが直接会話を交わしたり、職人が実際にものづくりをしている様子を見ていただくことで、マザーハウスのことをより深く知っていただける貴重な機会にもなっています。

山口が語る「起業から19年 マザーハウスの記憶」

今年のサンクスイベントのメインは、代表兼チーフデザイナーの⼭⼝絵理⼦のトークショーです。午前と午後の2回にわたり行われました。

バングラデシュの自社工場「マトリゴール」から来日した職人のモルシェドや副社長の山崎と一緒に、この19年を振り返ります。起業当初からマザーハウスの職人として活躍しているモルシェドは、デザイナー山口が紙でデザインしたものをもとに、実際の生地を使って試作を重ね、商品のサンプルを作成するサンプルマスターと呼ばれる職人です。山口の新作のデザインをモルシェドがサンプルにすることで、実際のプロダクトが生み出されていきます。

19年を思い出しながら語ります

19年を振り返るにあたり、山口がお客様に共有したのは、過去に綴った日記の言葉。

山口がこれまで感じてきた「違和感」や「決意」が、そこには記されていました。

「19年も続くなんて信じられなかった。もし起業当時にこんなに長く続くことを知っていたら続けられていないくらい大変な19年間だったし、そんな先のことを考える暇がないほどに目の前のことに必死だった。」

「見えないものを信じたい。分からないからやる。」

これまでの年月が、必ずしも順風満帆ではなかったことが切実に伝わってきました。数人からスタートしたマトリゴールは、今では約400人の職人を抱える工場に成長しました。

新人スタッフは、最初は気勢を張っているような顔や、経験豊富な職人であれば「自分はできる」というプライドを持った顔で入社してくるそうです。しかし、マトリゴールで仕事をするうちに、だんだんとマザーハウスらしい穏やかな顔つきに変わっていくのだと、山口は語ります。

「いいものを作ろうと思ったら、モノを作る前に、場所を、環境を、それから人を作らなきゃ。」

山口が、マトリゴールの職人に誠実に向き合っているからこそ、それが新人スタッフに伝わった時、心に変化が起こるのだと思いました。

最後に、今回どうしても来日が難しくなってしまったマトリゴールの工場長であるマムンから、みなさまへビデオメッセージが流れました。

マムンからのメッセージを見守る山口とモルシェド

「資金も、環境も、何もありませんでしたが、『情熱』『信念』『夢』はありました。道はもちろん順調ではありませんでした。しかし一つずつ乗り越えてここまで来ました。マザーハウスの物語は、みなさんと共にあります。」

山口の涙や日記の言葉、モルシェドやマムンの想いなど、マザーハウスの19年の歴史に想いを馳せることができ、改めて、これまでの道のりが平坦ではなかったことを感じました。揺るがぬ思いで19年続けてきたことは誰にでも簡単に出来ることではない、だからこそ仲間やファンが増え、ここまで強く大きく成長してきた会社なのだなと実感する時間でした。

バングラデシュでのものづくりを体感

山口のトークショーの後、お客様にお楽しみいただいたのは「モルシェド ものづくりLIVE」。9月から販売開始した新作バッグ「ミナモ ショルダー」の実演制作を、お客様の目の前でお届けしました。

過去にもイベントで実演製作を行いましたが、工場外でバッグ1つを完成させるところをお見せできたのは、マザーハウスにとっても貴重な機会でした。

バングラデシュでいつも使用しているミシンとは勝手が異なる上に、お客様からの注目もあり、緊張しながら作業するモルシェド。皆さまの前で見事にバッグを完成させ、たくさんの拍手をもらっていました。

私もモルシェドの流れるような作業の様子に思わず「すごい…」と声が出てしまいました。

モルシェドが実演後に、自分の仕事について語ってくれました。

「自分の仕事に誇りを持っています。新しいものを作り出すことにやりがいを感じているし、マダム(=山口)にその場を与えてもらっているのはとても有難く、感謝しています。」

マザーハウス歴17年目のモルシェドは、現在、7人ほどに増えたサンプルルームのリーダーであり、山口のデザインを全て形づくる、サンプルマスターです。

「自分はマダムに成長させてもらった。だからチームのみんなにも、同じように成長していけるようにサポートしていきたい。」

最後は、リーダーとしての責任を感じさせる言葉で、自身の仕事について振り返っていました。

緊張しながらも、バッグを作り上げるモルシェド

もう一つ盛り上がったコンテンツとして、お客様にも「ものづくり」を体験していただくために、マザーハウスが地域限定で販売している「ゴトウチ チャーム」の1つ、博多ラーメンの象嵌部分の製作体験をご用意しました!

※象嵌(ぞうがん)
工芸技法の一つで、一つの素材の表面に溝を彫り、そこに別の素材をはめ込んで模様を描き出す装飾技術のことです。マザーハウスでは、「ゴトウチ チャーム」やムーミンシリーズでこの技術をつかっています。

進行役の日比谷(写真左)とモルシェドとの掛け合いがコントのようで、笑いが絶えない楽しい時間となりました。

モルシェド:「製作のコツは集中することです。」
日比谷:「当たり前です!」
モルシェド:「小さくて見えないからメガネをかけます。」「(細かくて)難しいです。」
日比谷:「モルシェドですら難しいことをお客様にやらせるの?!笑」

モルシェドは最後に、象嵌体験に参加してくださったお客様へ「ものづくりをしたいと思ってくれたことが嬉しい」と感謝を伝えていました。

副社長・山崎による「マザーハウスの未来をつくるnight」では沢山のスタッフが登壇

マザーハウスへの想いを共有し合う「ファンミ-ティング」

毎年多くの方にご参加いただいている「ファンミーティング」、通称「ファンミ」。今年は秋葉原本店で行われ、お客様とスタッフそれぞれ約40名が参加しました。

ファンミは、普段なかなか関わり合うことのないマザーハウスのファン同士が「マザーハウス」という共通項のもとに集い語り合う場です。ブランドやプロダクトへの愛を語ったり、思い出を共有したりと、マザーハウスコミュニティが生まれ広がる時間です。

これをきっかけに仲良くなり、お店やイベントにお客様同士で一緒に来てくださる方もいらっしゃいます。

みんなで一斉に乾杯したあと、モルシェドは自らお客様一人ひとりと乾杯を交わしに行きました。迷わずお客様のほうへ行く姿を見て「山口さんとともに仕事をしてきた人だ」と感じました。

自分たちが作っているプロダクトを愛用してくださっているお客様への感謝と同時に、どうすればお客様が喜んでくれるかを考えているからこそ自然と出てくる行動だったと思うからです。モルシェドのものづくりLIVEの時にも感じた「プロ意識」は、まさに、トークショーで山口が語っていた人づくりの結果なのではないかと感じました。

参加者のみなさまの前で挨拶をするモルシェド

モルシェドの刻印チャームを優勝景品として行ったのが「MHスタッフクイズ大会」。

マザーハウス スタッフの顔写真・名前・担当業務を当てる難しいクイズでしたが、なんと、4チームが全問正解でした。ファンの皆さまの熱い想いが伝わってきて、その場にいたスタッフも感謝の気持ちでいっぱいの様子でした。

優勝チームのみなさまのお名前を、一つひとつ刻印していきます

お客様にとってのサンクスイベント

サンクスイベントは、マザーハウスにとっては、お客様に感謝の気持ちを直接伝えることができる貴重な機会です。お客様にとってのサンクスイベントはどうなのか、お話を聞いてみました。

「役職についたり、事務所勤務になって会えなくなってしまったスタッフに、イベントでは会えるから、毎回楽しみにしているんです。」

と、マザーハウスを長く知ってくださっているお客様から嬉しいお声をいただきました。

私がマザーハウスで働いて感じているのは、スタッフとお客様の距離が近いこと。お互いに顔と名前だけでなく、プライベートなことも知った上で親しくお話をさせていただいている様子をよく見かけます。

だからこそ、店舗から離れてしまったスタッフとの久しぶりの再会を楽しみにしている方も少なくないのだと改めて思いました。

山口の店頭立ちも

毎年サンクスイベントには、嬉しいことに、初めて参加してくださるお客様も多くいらっしゃいます。

「お店の人に誘われて初めて参加したけど、とても面白かった。職人さんや社長の山口さんと直接会って話をして、自分のバッグにさらに愛着が湧きました。」

お店のスタッフからイベントのことを聞いて、興味をもって参加してくださったようでした。

他にも、ご来場いただいたお客様から、こんな嬉しいお言葉をいただきました。

「こんなにお客様に愛される会社は他になかなかないんじゃないかな。ビジネスの専門家ならまだしも、経営者の話をわざわざ聞きにくるなんて愛がないと無理。スタッフの熱意もひしひしと伝わってきました。」

「スタッフが温かく出迎えてくれてびっくりしました。お店でもそうだけど、心から感謝して『ご来場くださりありがとうございます』と言っていることが感じられるんです。」

私自身も、スタッフとお客様が楽しそうに話す様子や、会場の和やかな雰囲気を感じていたので、大きく頷きながらお話を伺っていました。

会場では山口・山崎のお見送りもありました

サンクスイベントに参加してみて

サンクスイベントは、年間最大のイベントだからこそ、代表の山口と山崎や生産国からの職人にも会える貴重な機会となっています。普段は事務所で勤務しているスタッフも参加し、マザーハウススタッフ一同で作り上げ、お客様との楽しい時間を共有する場です。

今年のように、目の前でものづくりが見られる機会もあったり、職人やスタッフのプロ意識や想いに触れる機会も多く、店舗では見られないマザーハウスの側面を垣間見ることができました。

今回はじめてサンクスイベントに参加しましたが、私自身がひとりのスタッフとして、ひとりの客として、人とのつながりや色々な体験が得られる貴重な機会になりました。

マザーハウスの商品は、完成するまでにたくさんの人たちが関わっています。インターンとして、その背景を知ってからマザーハウスの商品には、より深い愛着を持って使用してきました。

今回、山口さん、山崎さん、モルシェドさんの話を直接聞くことができ、私にとって学びが多かったサンクスイベント。これまで以上にブランドに対する理解と想いが深まり、これまで以上に商品を持つことに誇りを持てる実感が湧く、そんな時間でした。

「マザーハウス」や「マトリゴール」には「第2の家」という意味も込められています。その名の通り、どんな人でも受け入れてくれる「居場所」を見つけられる、そんなイベントでもあるのだなと感じました。

来年、20周年を迎えるマザーハウス。
次回は、さらにパワーアップした様子をお見せできるように、今から準備頑張ります!

ぜひまた来年も、今年は参加できなかったという方はぜひ来年を楽しみにしていてください!
改めて、いらしてくださった全てのみなさま、ありがとうございました!

マザーハウス 広報チーム インターン 野田