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苔を挿す瞬間の静けさ 苔テラリウムを文化に

ピンセットの先に、小さな苔をつまむ
向きを確認して、土に挿す
また一本、つまむ
向きを確認して、挿す

他の苔とのバランスはどうか
石との距離は
自分の中の問いと答えだけに集中していると、気づいたら30分が経っていた

仕事のことも、今日あった嫌なことも、何も考えていなかった
ただ、目の前の小さな世界だけがあった



苔テラリウムを作る

私は苔テラリウムを作っている
他の苔や石とのバランスを確認しながら、自分の中の問いと答えだけに集中していると、いつの間にか他の思考が消えている


この「苔を挿す」という作業は、思考を「今、ココ」に引き戻す「マインドフルネス」になるのではと思うようになった
「苔を挿す」作業だけではない
霧吹きして、換気しながら観察する時間
換気の時間は5分でいい

キラキラした水の雫が、透き通った緑に吸い込まれていく
水を含んだ土の匂いが、静かに鼻を抜ける
その5分の時間が「無」になる時間になる

何も考えないのは難しい
今日の嫌なこと、失敗したこと、関係ない誰か同士が喧嘩していたなんていう、全く自分に関係ないことまで、頭の中を占拠する

そんな思考は「一旦置いておく」
目の前の苔が潤っていくことに視線を戻す
美しさに向き合う作業が、「今、ココ」に思考を引き戻してくれる


「癒し」とは自分から受容するものではない
自らが「癒し」の中に入っていくことで生まれるものだと思う

苔テラリウムを作ることは、「癒し」の入り口に立つことができる
何かのグッズに癒しを求めるのではなく、行為そのものが癒しだった


この苔テラリウムを作ることで得られる没頭感

苔テラリウムを作るとき、言葉にできない感情がある

その感情には、まだ名前がない

盆栽には「侘び・寂び」があり、茶道には「一期一会」がある
でも苔テラリウムには、まだ自分たちの美意識を語る言葉がない

盆栽や茶道は、古くから根付く「文化」である
苔テラリウムの歴史は浅く、認知度も低い


私は、この没入感や心が整う感覚を文章で表現している
「苔を挿す没頭」
「美しさへの集中が生む静けさ」
映像や文章として残すことで、苔テラリウムは趣味を超えて、一つの美意識を持つ文化になれると思っている

あなたがこの記事を読んで、同じ感覚を持っていたなら
ぜひ自分の言葉でも語ってほしい
文化は、語り合う人たちの間にしか生まれない
モスパラでした

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moss paradise3055(モスパラ) 感謝してもしきれません😭