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ランチ読書感想文その1 「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」 ダン・シモンズ

まえがき


私はランチタイムは読書すると決めてます。
いや、読書すると決めてから、ようやく以前のような読書習慣自体が戻ってきました。


そんな私が最近のランチタイムを使って読み終えたのがこちらの超大作SF小説「ハイペリオンシリーズ」でした。
まさにこの記事を書いている前日、自作超適当弁当をクルマの中で食べながら、「ハイペリオンの没落」下巻を読み終えました。

正確には、「ハイペリオン」上下巻はだいぶ前になんとか読み終わってまして、純粋にランチ読書したのは「ハイペリオンの没落」上下巻です。

それでは読書感想文本編、いってみましょう。



「ハイペリオン」シリーズとは?



1989〜1997年に発表されたアメリカのSF小説。
ヒューゴー賞、ローカス賞、星雲賞など軒並み受賞済み。つまりSF小説の名作の一つであります。

個人的には、というかそういう人けっこう多いと思うのですが、かの日本の名作SFアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」において、長門有希がこの本を読んでいた、ということで印象に残っていて、それが読むきっかけとなりました。

(余談ですが、私は長門有希より長門有希ちゃんの方が好きです。この違いについては、また語られることもあるでしょう)



シリーズ構成は以下の8冊。
は?8冊!?

「ハイペリオン」
「ハイペリオンの没落」
「エンディミオン」
「エンディミオンの覚醒」
それぞれ上下巻

つまりまだ私はシリーズの半分しか読んでいません。
でもここらでいっちょ感想文的なものを書いておかないと、読んだ内容を忘れてしまいます。てゆうか「ハイペリオン」はもう大分忘れてます(^_^;)

それにすぐに「エンディミオン」に突入する気にもまだなれませんでした。
他に読みたい本が溜まってるので。


「ハイペリオン」シリーズの世界観


時は28世紀。人類は転移ゲート(いわゆるワープ装置)とテクノコアという人類から独立したAI群の力で、200以上の惑星に進出しています。
まさに人類の科学文明の絶頂期。

テクノコアは未来予測も含めほぼ万能でしたが、それでも

謎の惑星「ハイペリオン」
謎の遺跡「時間の墓標」
謎の殺戮生物「シュライク」

の謎は解けていませんでした。
そこへ謎の敵対宇宙人「アウスター」がハイペリオンへの大侵攻を開始!

連邦はアウスターよりも早くハイペリオンの謎を解くために、7人の巡礼者をハイペリオンに送り込んだのです……。


ううむ、完璧。SF小説として、というよりも一大叙事詩として完璧な設定ではありませんか。
これならば後世の作品に様々な影響を与えまくったというのも納得です。

もちろんこの作品自体も、過去の名作SFのみならず名作文学からの影響あってのものです。
SFというものは、いや物語というのはそうして発展進化しながら代々紡がれていくのでしょう。


「ハイペリオン」上下巻



最初の「ハイペリオン」ではその7人の巡礼たちのそれぞれの物語が上下巻全編にわたって丹念に描かれます。

正直、丹念すぎて、何度か挫折しました(^_^;)

それぞれ長い。そして濃い。

神父による謎の一族への潜入記録が、
屈強な戦士の戦歴が、
今はなき地球出身の天才詩人の狂気に満ちた人生が、
愛する娘が「時間の墓標」で若返り病になった父の苦悩が、
ハードボイルド女探偵の愛と冒険の日々が、
アウスターと連邦の二重スパイである政治家の暗躍が、

7人の巡礼者の「時間の墓標」への旅路の間の慰みとして語られていくのです。

いや長かった。
それぞれ短編として成立している凄いエピソードばかりなのですがそれらが6つ合わさると物理的に長かった。

読んだのがちょっと前なので、「ハイペリオン」に対する感想はこれが全てです。
でもおもしろかったので、何度か挫折しながらも読み終えられたのでした。


「ハイペリオンの没落」


読後に全体を振り返ってみると、困ったことに?無駄な話はまったくなかったのが驚きでした。

これらの話がこの「ハイペリオンの没落」で見事に全部繋がるのです。
これは脅威の読書体験でした。

物語自体も、凄まじいテンポと密度で動き出します。
巡礼者の冒険は佳境を迎えます。
人類はアウスターとの全面戦争を決断し、実行します。
シュライクは超強い。超怖い。

万能AIテクノコアは”読者の”期待通りの動きを見せます。

果たして人類はこの危機にどう立ち向かうのか!?
7人の巡礼の旅はそれにどう影響するのか!?
ハイペリオンの時間の墓標とはいったい何なのか!?

この「没落」は前巻によって溜めに溜められた物語が一気に加速して爆発するように動くので、長さを忘れて楽しめました。

ラストのカタルシスに満ちた大団円も見事。
謎はまだたくさん残っていますが、それはきっと「エンディミオン」で解決するのでしょう。

最後の方では、弁当を食べ終わってからも少し読み進めてしまった程です(笑)
いや別にそれは何の問題もないし、なんならランチタイム以外にも読んでも良かったわけですが、それはお昼の楽しみを一つ減らす行為な気がしたので我慢しました。


まとめ


感想を簡単にまとめるならば、

長くて読むの大変だったけど、超おもしろかったので読んでよかった!!(小学生並みの感想

であります。
これなら長門有希も夢中になるのもわかるわ(*´ω`*)


前述した通り、まだまだ謎は残っています。
ならばすぐに「エンディミオン」に突入せよと思われる方もいるかも知れませんが、正直ちょっと休みたいというか、間をおきたい気分。

ちょっと陳腐な言い回しですが、やっぱりフルコース食べた翌日はお茶漬けとか食べたいじゃないですか。


完全に習慣化されたこのランチタイム読書ですが、ちょっとなにか軽いものを挟んでから、また「ハイペリオンワールド」に戻ってきたいと思います。




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