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【天皇陛下のお仕事とは何か⑬】皇霊殿とは何か。

前回は、宮中三殿の中でも最も重要な祭殿である「賢所」について学びました。

賢所には皇祖神・天照大御神がお祀りされ、天皇陛下が一年を通して多くの祭祀を執り行われる、皇室にとって最も大切な祈りの場です。

今回は、宮中三殿の一つである**皇霊殿(こうれいでん)**について、宮内庁の資料をもとに学んでいきます。



皇霊殿とは

皇霊殿は、宮中三殿の一つであり、**歴代天皇および皇族の御霊(みたま)**がお祀りされている祭殿です。

宮内庁では、皇霊殿を歴代天皇・皇族をお祀りする場所として紹介しています。

天皇陛下は、皇霊殿において、歴代の天皇や皇族に感謝と敬意を捧げる祭祀を執り行われます。


春季皇霊祭・秋季皇霊祭

皇霊殿では、毎年、

  • 春季皇霊祭

  • 秋季皇霊祭

が行われます。

春分の日と秋分の日に行われる重要な宮中祭祀で、歴代天皇・皇族の御霊をお慰めし、感謝と敬意を表されます。

現在の「春分の日」「秋分の日」という祝日とも深い関わりがあります。


歴史を受け継ぐ祈り

皇霊殿での祭祀には、単に過去を振り返るだけではなく、皇室の歴史を受け継ぎ、その歩みを大切にするという意味があります。

歴代天皇が築いてこられた伝統に思いを寄せ、現在、そして未来へとつないでいくことも、天皇陛下の大切なお務めの一つです。


賢所との違い

ここで、賢所との違いを整理してみましょう。

賢所

  • 皇祖神・天照大御神がお祀りされている。

  • 皇室にとって最も重要な祭殿。

皇霊殿

  • 歴代天皇・皇族の御霊がお祀りされている。

  • 春季皇霊祭・秋季皇霊祭などが行われる。

どちらも宮中祭祀には欠かせない祭殿ですが、お祀りしている対象が異なります。


皇室の歴史を未来へつなぐ場所

皇霊殿は、歴代天皇と現在の天皇陛下をつなぐ場所でもあります。

皇室は長い歴史の中で受け継がれてきました。

その歴史への感謝と敬意を表しながら、国の安寧と国民の幸せを祈られることも、皇霊殿で行われる祭祀の大切な意味です。


まとめ

今回は、皇霊殿について学びました。

皇霊殿とは、

  • 宮中三殿の一つであること。

  • 歴代天皇・皇族の御霊がお祀りされていること。

  • 春季皇霊祭・秋季皇霊祭が執り行われること。

  • 皇室の歴史への感謝と敬意を表す大切な祭殿であること。

宮中三殿は、それぞれ異なる役割を持ちながら、天皇陛下の祈りを支える重要な場所となっています。


今回読んだ一次資料

  • 宮内庁「宮中三殿」

  • 宮内庁「皇霊殿」

  • 宮内庁「春季皇霊祭・秋季皇霊祭」


次回予告

【天皇陛下のお仕事とは何か⑭】

神殿とは何か。

次回は、宮中三殿の最後の祭殿である「神殿」について学びます。

神殿には「天神地祇(てんじんちぎ)」、つまり天地の神々がお祀りされています。その役割や、なぜ宮中三殿が三つの祭殿で構成されているのかを、宮内庁の一次資料をもとに見ていきます。



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