クイックターン|どこを見て壁との距離を見定めるのか?実際に世界マスターズで起きたターン失敗多発事件の話。
クイックターン、
シュッ!と綺麗に決まると、
カッコいいですよね。
ただ、
「速過ぎてどうやってるのかが
よくわからない…」
と、クイックターン初心者の方から
よく言われます。
更に、
動きが速過ぎるがあまり
やってる本人(トップスイマー)も
自分がどうやっているのか?が
細かく説明できないパターンが多いですね。
今回は、
そんなトップスイマーが無意識でやっている
「壁との距離の見定め方」について
お話しさせて頂きます!
・壁との適切な距離感
クイックターンは
壁との距離感を把握して
「適切な距離」で
ターンを行います。
“壁との適切な距離”は
過去のこちらの動画を参考にされて下さい。
・二つの疑問
しかし、
ここで二つ疑問が浮かびます。
一つ目の疑問は…、
クイックターンが
上手な人を見ると
“壁を見ていない”のに
適切な距離で
クイックターンをしているということ…
もちろん、
レース終盤になり
疲労により空間認知能力が
低下してくると、
壁を見てしまう選手も多々いますが、
基本的には
壁を見てしまうと失速してしまうため
クイックターンの際には壁を見ていません。
そして、
二つ目の疑問は…
大会などの深いプールでは
どのように壁との距離感を
把握しているのか…?
です。
ホームプールと違う大会のプールでは
飛び込みをするため
水深が深く設定されています。
そんな深いプールで、
底を見ていても
なかなか壁との距離感を合わせるのは
難しいものです。
・トップスイマーはどこを見てる?
壁を見てないのに、、、
更に、深いプールなのに、、、
一体どうやって、
壁との距離感を見定めているのでしょうか?
実は、
トップスイマーや
ベテランスイマーは
壁も床も見ていませんが
ある部分を見て距離を計っているんです。


では、
トップスイマーや
ベテランスイマーはどこを見ているのでしょう?
実は・・・



・回転中、コンパクトに回るために見る場所
回転に入ったら…
こちらの動画の場所を見てまわると
コンパクトに回れるようになります。
・実際に世界マスターズで起きたターン失敗多発事件
去年、
世界マスターズ2025で
ある異変が起きました。
何故か
「このプールはクイックターンが合わせにくい」
というマスターズスイマーが多くいました。
その世界マスターズ2025が開催された
シンガポールのこちらのプールは…

実は、このプールは
電光掲示板側の
ゴールタッチ板の下部分が
⬇︎このように空間になっていました。

そこで、
多くの日本人スイマーが
壁との床の境を見て
壁との距離感を見定めていたので…

実際の壁の場所より
奥に壁があると錯覚してしまい
ターンを失敗していました。

このとき、
日本記録を更新された「北山水泳」さんも
YouTubeでそのことを話してましたね!
もちろん、
前情報を知っていたので、
事前のウォーミングアップで
対策はしましたが、
やはりターンは非常にやりづらかったですね!
でも、それ以外は
最高に泳ぎやすく気持ちの良いプールでした!
世界マスターズ(シンガポール)の
遠征記録やレース映像はこちら💁
クイックターンを
更に上手に回るために
是非、参考にされて下さいね!
そして、お陰様で
朝日新聞出版社より
書かせて頂いた本の
重版決定(累計11,000部)しました!
ありがとうございます。
⬇︎こちらから立ち読みできます。
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