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なぜ私はムーミンにここまで救われたのか?答えは冬眠にありました


ヘルシンキ

ムーミンに救われた日々

脳梗塞になってから、ドラマのように“次々切り替わる映像”に頭がついていけなくなりました。
そんなとき、ふと見始めたのがムーミンでした。

YouTubeで全話が見られることを知り、試しに流してみたら…
気づけばどっぷりハマっていました。
そして3歳の息子にも見せてみたところ、私以上に夢中に。
キャラクターの名前を次々と言えるほど大好きになってしまいました。



なぜムーミンに惹かれたのか

まず、ムーミンが 私の大好きなフィンランド生まれ だということ。
あの国の、ゆったりとしていてどこか優しい空気感が、そのまま作品の中に流れています。

そして何より、
キャラクターたちが発する言葉が、幸せの本質をついていること。

入院中の私は
「家族みんなでしあわせに暮らしたい」
その一心で生きていました。

ムーミン一家は、訪れる人を自然に受け入れ、あたたかく暮らしています。
その姿を見るだけで、胸の奥までじんわりと癒されていきました。

リトルミイとスナフキンからの学び

リトルミイ は“本音で生きる天才”。
遠慮せずに自分を貫く姿に、たくさん勇気をもらいました。

そして スナフキン
彼の言葉は、今の私の心に深くしみ込んできます。

「本当の勇気とは、自分の弱さを認めることさ。」
「欲しいものが多すぎると、大切なものが見えなくなるよ。」
「自分のために生きることを誰も責めはしないさ。」

弱さと向き合う毎日だからこそ、
この言葉たちは静かに寄り添ってくれました。

息子に伝えた“ムーミンの言葉”

病気のことを、息子にどう伝えようかずっと悩んでいました。
ママの手は壊れちゃった」なんて言いたくなかったし、
小さな心に不安を植えつけるのも嫌だった。

だから私はこう話しています。

「ママの左手ね、いまムーミンみたいに冬眠してるんだよ」

ムーミンは冬になると、ふかふかのベッドにもぐり込み、
長い長い眠りにつきます。
誰が起こしても起きないし、ただ静かに、季節が巡るのを待つ。

それと同じで、ママの左手も今、がんばりすぎたから
ちょっと長めのおやすみ に入っているだけ。

冬眠って、止まることじゃなくて、
“これからまた動き出すための準備期間”。

だから息子には
「春が来たら、きっと『おはよう』って起きてくるよ」
と伝えています。

不安にさせたくて選んだ言葉じゃなかったのに、
気づけばその言葉が、
私自身の心を一番軽くしてくれた のかもしれません。

私の手も、季節を待っているだけなんだ」と
やっと思えるようになりました。

ムーミンがくれた“今の幸せ”


YouTubeには日本語版と英語版があり、
息子は寝る前に英語のムーミンをプロジェクターで観るのが習慣に。

そのおかげで
お風呂 → 歯磨き → 寝室へ移動
すべてが驚くほどスムーズ。
「ムーミン様様だなぁ」と毎晩思っています。

そして、また絶対にフィンランドへ


2025年5月

ムーミンを通して、フィンランドへの想いが再燃しました。
今行ったら間違いなく、ムーミングッズを買いすぎて
破産しそうです。

でも、それでもいいと思えるくらい、
ムーミン谷の空気が恋しい。

ムーミンはただのアニメではなく、
心が疲れたときにそっと灯りをともしてくれる存在。

息子が眠る前に英語のムーミンを観ている姿を見ながら、
本当は私こそが、
あの静かな世界に救われているのかもしれない
と感じています。


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