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『チーム・オルタナティブの冒険』を読んで

2025年8月28日木曜。
この日は、宇野さんが書いた小説「チーム・オルタナティブの冒険」を一気読みした。。。
宇野さんファンの方や読者はわかると思うが、この小説はまさに夏休みの今こそふさわしい小説だった。

この本は、高校生活を送る僕(森本)といつもつるむメンバー(写真部を事実上侵略してたむろするメンバー)鈴木、駒澤、今村、椎名、それと塾では一緒だった後からメンバーに加わるなんでもできて、イケメンでクールなリーダー的存在藤木が加わる。
最初はこのメンツで写真部の部室を乗っ取り、ゲームから何まで散財しまくるような生活(ある種の陽キャのような属性の人間たちとは別世界に住居を構えるかの如く)別次元を生きているような共通認識で半ば厨二病的な要素で隔絶していた。
そんなところに、あり最初の事件が発生する。当時僕(森本)は本を借りパクしていることを国語教師の葉山千夏子に見つかり、図書委員を勧められる。
僕(森本)は図書委員になり、あろうことか葉山先生と読んでいる小説が似ていることから定期的な本の貸し借りをする間柄にまでなる。
しかし、ここで事件が起きる。
葉山先生が突然不自然な死を迎える。
警察の見解は自殺ということで処理されたが、同期が不確かでなぜ突然自殺なのか?僕(森本)はいくつかの疑問点を感じる。

続きは、小説を読んでほしい。チーム・オルタナティブがどんなチームなのかの謎も解けることだろう。。。
あまり全貌を話してしまうと、読者の楽しみを奪ってしまうのでストーリー的なあらすじはここまでにする。

ここで、私が宇野さんからの半ばメッセージ的な世の中に対するアプローチなる1節を感じた部分があるので引用する。
305p「人間は言葉を使い、人間と人間との目に見えない世界を生み出すことができる。しかし、そのために、人間だけの世界に閉じ込められてしまう。人間と人間との関わりの中だけで世界のことを捉えるようになる。しかし、本当に目に見えない世界をかたちにするためには、その外側に触れる必要がある。正確にはこの世界の中で、ネットワークの内部に穴を、綻びを見つける必要がある」
この1節は特にメッセージ性が強く、強調したい本質的な部分、情報に流されない遅いインターネットとしての虫の眼を持たなければならない。
そんなキャッチーを感じた。。。

この小説は、私個人として共通点が特に森本との共通点が多くあったから共通認識として一気読みできるほど深読みができたのだろうと思う。
私も過去はいじめなどあり、周りはDSを持ってオンライン対戦とかやっていたが、私は家庭の方針で周りが買うから買ってあげるみたいな形とは逆流する形で当時は買い与えてもらえなかった。
今となっては感謝だが、そのおかげで完全に孤立。ゲームも見る専が多くなり、主体としての参加はできなかったことが多かった。。。
そこからのいじめなどあり、居場所的なものはなく悔しい思いもしたし、
だからこそ部活動という運動部に逃げて今までの友達はみんなテニスに行ったが、バスケ部へと舵を切ったのだと思う。。。

だから、森本の感性にも共感するし最近noteでも書いたが失恋もしてリア充の楽園から失楽園したこともあり、半ばリア充を軽蔑しつつ半ば悔しい気持ちを持っているような森本の人物像は大いに共感できた。。。

まだ、夏休み3日あるのでぜひ9月までに読んでみてほしい。。。
今の抱える社会問題から情報に流されない虫の眼のようなものをいかにして身につけ、活用していくか?
重要かつ大切な指針を示した現代小説をそこにみた。。。

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