倒れたら立ち上がり、前よりも強くなれ!
「強さは愛だ」
作詞:山川啓介 作・編曲:渡辺宙明 歌:串田アキラ
「宇宙刑事シャリバン」のエンディング曲です。そう言えば、最近宇宙刑事ギャバンがリメイクされましたね。
※私はまたお目にかかっておりませんが…
それはそれとして、いや~、シャリバンのエンディングは、曲も良いですがとにかく山川啓介の歌詞が素晴らしい。さすがに岩崎宏美をはじめとする錚々たるメンバーの名曲を手掛けているだけあります。
倒れたら立ち上がり 前よりも強くなれ
苦しみを苦しみを超えようぜ
この言葉に、私はどれだけ勇気をもらったことか!SNSでは相変わらず他人を突き刺す鋭利な言葉が飛び交っているようですが、やはり言葉は心を揺さぶる温かなモノであって欲しいですねえ。
動物にもむろん言語はあります。しかし、言葉は人間に与えられた特別なコミュニケーションツールだと思うんですね。人類が社会を構築し、他の動物が築くことの出来ない文明というモノを創造し、進歩させることが出来たのは、言葉による複雑なコミュニケーションを重ねてきたからではないでしょうか。ところが、21世紀になってから、言葉は有用なコミュニケーションツールではなく、他者との距離を遠ざけるための手段にさえなってしまいました。言葉の負の面ばかりが目立つようになり、本来の役割を果たさなくなって来たように思います。
言葉は相手の心を揺さぶる温かい物である方が良い。人の人生を奈落に落すようなものであってはいけない。そう思うのは、一人私だけなのでしょうか?
多様性の時代に、この歌の歌詞の一部はそぐわないという意見もあるかもしれませんね。
しかしこの歌の本質は別のところにある気がします。
壁にぶち当たって、挫けそうになった時、倒れてしまった時、前に進みたくても進めない時、そういう時に、この歌(音楽)は私にエネルギーチャージしてくれるんです。言葉狩りに終始してしまったら、前に進めるものも進めなくなってしまいます。
海の底に沈んでしまい、中々浮上出来ない潜水艦の中に私がいる。半世紀も生きていると、そんなことは枚挙に暇がありません。ダメダメな自分を責め続ける。しかし、いつまでも沈んではいられない。生きていくためには、イヤでも浮上して太陽の下へ戻らなければいけない。でも、そんな気力が無い。無理やりにでも気持ちを動かそうと思った時、私は決まってこの歌を聴くんです。
もう理屈じゃないんです。ハートの問題なんですね。音楽は頭で理解する物じゃないです。フィーリングであり💛ですね。何でも頭で理解しようとするから、相手を滅してしまうような辛辣な言葉も出てくるような気がします。
あのお釈迦さんも生老病死なんて言ってますね。人間は生きること自体が「苦」なんです。生きていれば辛い事ばかりです。でも、楽しい事ばかりの世の中は何か嘘くさい。リアルじゃない。私たちはファンタジーの中では生きていくことが出来ません。目の前にある、リアルな現実世界の中でしか生きられないんです。
私が何事かに挫けそうになり、前に進めなくなった時、この歌がグッと私の背中を押してくれるんです。
昔のアニソンや特撮ソングは、恥ずかしくなるような文句が歌詞に並んでいますが、そういう言葉を敢えて使うことで、生きることに恰好をつける必要はない、ということを私たちに教えてくれているように思うんですね。
悲しみにほほえんで よろこびにうなづいて
思いきり 思いきり 生きようぜ
クッシー(串田アキラ)の歌声は、私の心をガンガン震わせてくれます。
※皆知ってるクッシーの名曲です…
私たちは辛さを克服するだけの「力」を持っています。その力の一つが、まさに音楽だと私は思うのです。
この歌を久々に聴いていた私に、大きな悲報が飛び込んで来ました!ああ、大葉健二が星になってしまった…。
おれもそうさ 負けやしないよ
元気でいてほしい
夜空に浮かぶ なつかしい顔に
呼びかける 星空のメッセージ
お母さんの看病と俳優業、本当に大変だったろうなあ。
アンタは俺たちにとって本物のヒーローさ!
星空のメッセージ、いつかアンタに届くと良いな。
嗚呼、ギャバン、あばよ!
恐々謹言
