ムーさんと太陽。
帰りの船の中。
久々に、明るいうちに帰れる喜び。
ふと時計に目をやると、
針は既に19時を回っている。
それなのに、まだこんなにも明るい。
船の上で暮れゆく一日を、
ゆったりと味わう幸せ。
スピーカーから静かに流れる、
押尾コータローの「ナユタ」が、
耳に、すっと溶けていく。
徐々に深い青へ染まっていく空を
眺めながら、頭を空っぽにする。
こんな時間が、
いつまでも続けばいいのに。
そう思った途端、
この時間にも終わりがあることを思い出す。
夏至は、いつだっただろうか。
調べてみると、6月21日。
なんと、一週間も過ぎてしまっている。
日長の魔法は、
もう解けてしまったのだ。
これから少しずつ、
日は短くなっていく。
そう思うと、
この夕暮れが余計に愛おしい。
そして、こんな感傷も。
もうじき太陽の熱に焼かれて、
「早く沈め!」
なんて思う日が
やって来るのだろう。
離れれば寂しく、
近づけば鬱陶しい。
……太陽って、
まるでどっかの誰かさんたちみたいだ。
そんなことを思う、
牛であった。

彼のインスト、めちゃ癒される〜。
