【心理】『感情を出したほうが好かれる』加藤諦三🌷|読書感想文|蒼井レオン
基本情報

著者:加藤諦三(かとうたいぞう)
タイトル:感情を出したほうが好かれる
出版社:三笠書房
発売日:2011/1/20
ページ数:162ページ
概要・あらすじ
「ノー」と言っても好かれる人がいるのに、「イエス」と言って好かれない人がいる。
なぜ相手の気持ちにばかり気を取られて自分らしく生きられないのか。もっと自信を持ち、自分の人生を生きたい。
そんな人に好かれる人と好かれない人の違いなどを解説した一冊。
感想・おすすめポイント
自分を出すことは「リラックスすること」
人は明るい性格になることでしか幸せになれない
「かたち」と「こころ」を理解できない人は燃え尽きる
本書は、好かれる人と好かれない人の違いを解説した一冊です。
テーマは「ノーと言っても好かれる人がいる。しかしイエスと言っても好かれない人がいる。なぜか?」。
誰しもが好かれたい、愛されたいと思う中で、筆者は「こうであるべき自分」は今すぐに捨てたほうがいいと述べています。
ありのままの自分のほうが好かれることを前提に、自分を出すことは衝動的になることではなくリラックスすること。
別の言い方をすれば、防衛的な性格になっていないことで、相手に好かれようと特別なことをするわけでもない。
リラックスして相手と話しているときは相手と心が触れ合っており、決して相手を無視しているわけではない。
相手を意識していないことと相手の人格を無視することは違ううえに、好かれるための努力で嫌われる人が多いと指摘しています。
また人は明るい性格でしか幸せになれないと述べられており、明るい性格は素直な性格という意味。
何もむやみに笑ったり大きな声を出したりすることではなく、その人らしい明るさという意味とのこと。
明るい性格になるには悪口・愚痴集団から抜けることが大切で、本書にはアメリカの鉄鋼王A・カーネギーの素直さに関する話も紹介されています。
さらに「かたち」と「こころ」に関する話も印象的で、「かたち」だけで「こころ」を無視する人は人間関係で悲劇が起きる可能性がある。
「かたち」だけの人は「かたち」だけを与えることで人を惹きつけ、心の触れ合いがないまま人と接する。
そのため人間関係をうまく努力しようとするわりに、周りに誠意のある人が集まらず、むしろ誠意のない人が集まると指摘しています。
具体例として、本書には「かたち」と「こころ」を理解できない、ある有名人が結果的に神経症になってしまった話も取り上げられています。
親子関係も同様で、ある親は普通の人以上に生真面目に必死に努力したにもかかわらず、子どもが次々と問題を起こし、その親は自殺未遂まで起こすほどに。
一方で、ある親はそれほどつらい努力をしていないのに、子どもは全員まともに成長し、幸せな一家を築いたといったエピソードが紹介されています。
全体を通して、好かれる人は大それたことをしているわけでなく、ありのままの自分を出しているだけという点が印象的でした。
また「かたち」と「こころ」の話は当たり前のようで、私には少し勘違いしていた部分があったと気づかされました。
本書には他にも相手に尽くすことよりも大切なことや、「こころ」のない人が言葉に騙されやすい理由、愛されることと気に入られることの違いなどが紹介されています。
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