【ルーツ探し🌺ノウハウ⓪】明治・江戸時代の先祖の手掛かりが消えていく……💦
先日、私はTwitterで次の質問をしました。先祖調査の際、まず取得する「除籍謄本」につき、明治時代のものが取れなくなっているという噂を聞き、実際に取れなかった人がいるか尋ねたのです。
【除籍謄本の廃棄】
— もののふ椿 (@DTsgGDoEiR1TgP6) December 22, 2021
除籍謄本の保管期間は10年ぐらい前に延長されましたが(80年→150年)、既に廃棄されたものもあるとか。
先祖調査ではまず除籍謄本を取るので、明治時代の戸籍を取れないのは痛いなあ。実際に、廃棄を理由に除籍謄本を取れなかった人はいますか?#家系図 #先祖 #除籍謄本
何人か回答をいただいたので、まとめてみます。
▼ルーツ探しは、まず除籍謄本を集めることから始める
その前に、基本的なことを書いておきますね。
除籍謄本とは、戸籍に入っていた人が全員、結婚や死亡などでいなくなったあとの戸籍、いわば空っぽの戸籍の写しです。
自分の直系尊属(父母・祖父母・曽祖父母など)であれば、どこまでもさかのぼって取得できます。
日本の戸籍制度は明治5年に始まりましたが、当初の戸籍には差別につながる情報が含まれていたため、現在取得できる一番古い戸籍は明治19年様式です。
この除籍謄本には、明治時代や江戸時代生まれのご先祖の情報(氏名・死亡年月日・両親の情報など)が載っています。
従来、除籍謄本の保管期間は80年でしたが、平成22年に150年に延長されました。しかし、このはざまに廃棄されてしまった除籍謄本が、結構あるようなのです。

▼大都市で除籍謄本が廃棄された影響は大きい
さて、Twitterでいただいた皆さんの回答は次のとおりです。
※投稿者名と原文は私のTwitterをご覧ください。また掲載の都合上、多少文章を変えたところがありますのでご了承ください。
・東京都港区、兵庫県神戸市が廃棄でした。
・東京都中央区で、昭和5年に除籍になった物が廃棄されてました。
・京都市、大阪市、堺市は80年廃棄を適用していたみたいで、残念ながら保管期限切れのものがありました。
・熊本市役所は大正7年以前のものは破棄、足立区役所は昭和3年以前のものは破棄といわれました。
・宮城県仙台市は、明治期に除籍になったものはほぼ廃棄らしいとの話で取れなかった家が多くあります。
・新潟市は、明治19年式は廃棄されていました。
・三重県津市は、昭和初期の除籍簿は廃棄されていました。
・名古屋も、廃棄のため辿れません。
・富山県の射水市は、廃棄証明書が来ました。
なお、廃棄証明書については、「お願いすると発行して貰えます。戸主と本籍地は記載されていました」との回答がありました。
どうやら、結構あちこちで、すでに除籍謄本が廃棄されている様子。大都市で廃棄されると、影響を受ける人が多いでしょう。
ただ、上記の自治体が、保管期限がすぎた除籍謄本をすべて廃棄したわけではないと思うので、気になる方は直接、自治体に問い合わせることをおすすめします。
▼市町村の合併により、小さな自治体の記録が廃棄されている?
また、気になる回答がありました。
・新潟市も津市も、平成大合併直後の廃棄である可能性が大です。
・市町村合併が行われると要注意ですね。わが苗字の本籍地は小さな町、妻の母方は小さな村でした。合併してなければ今も保管されていたかも…と思うと残念です。
もしかすると、合併された小さな自治体の除籍謄本は、廃棄されやすいのかもしれません。そもそも合併って効率化のためなので、現在の業務にあまり関係ないものは重視しないのか、あるいは保管スペースの問題があるのかも。
▼明治・江戸時代のご先祖を知りたい人は、今すぐ除籍謄本を請求したほうがいい
今回の回答をみると、全国の自治体でどんどん古い除籍謄本の廃棄が進んでいるようで、何だか焦ります💦 明治時代どころか、大正・昭和初期のものが廃棄された例もあるようです(早すぎる!!)。
また、保管期限切れとは違いますが、大震災により役所が焼失したため、除籍謄本が取得できないケースもありました。戦時中、空襲により焼けたという話も聞いたことがあります。
私は、除斥謄本はいつでも取れるというイメージがありましたが、知らない間にどんどん廃棄が進んでいるんですね。
「いつかご先祖について調べてみよう」と思っていたら、いつの間にか一番大きな手がかりである除籍謄本が取れなくなってしまったという事態が、これから頻発しそうです。それを知ったときのショックは大きいでしょう。
先祖調査に興味がある人は、ぜひ今のうちに自治体に除籍謄本を請求することをおすすめします。郵送でできるので、この年末年始にトライしてみてはいかがでしょうか。
そうそう、2022年に除籍謄本を請求する際の定額小為替の手数料が大幅アップ(2倍!)するんです。2022年1月17日からなので、ぜひそれまでに。
私は、自分のルーツを探す人が増えてほしいなと思ってこのnoteを始めたので、これからはルーツ探しの実践的な話題についても、取り上げていこうと思います。それではまた🌺✨
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