あなたの力がいちばん発揮される場所は、どこにあるのか
自分にとって、ちょうどよい立ち位置って、どこにあるのだろう?
そんなことを考えることがあります。
無理をしているわけではないのに、自然と力が出る場所。
自分も楽しくて、誰かにも喜ばれて、しかも「これなら続けていきたい」と思える場所。
そんな場所を見つけられたら、人はかなり幸せに生きられるのではないかと思います。
そのヒントになるのが、
will、can、need の三つです。
will は、それをするのが好きということ。
can は、それができるということ。
need は、それが誰かに必要とされているということ。
この三つが重なるところに、その人の力がいちばん発揮される立ち位置があるのかもしれません。
ただ、いきなり三つの重なりを探そうとすると、少し難しい。
最初から、
「これは仕事になるだろうか」
「誰かに求められるだろうか」
「役に立つだろうか」
と考えすぎると、自分の本音が見えにくくなってしまうからです。
だから、まずはwillを自由に書いてみる。
好きなこと。
やっていて楽しいこと。
こうありたいこと。
こうなりたいこと。
いつかやってみたいこと。
「好き」という気持ちだけでなく、願望や憧れも含めて、広く書き出してみる。
次に、canを書いてみる。
自分ができること。
昔から得意だったこと。
人からよく頼まれること。
なぜか自然にやってしまうこと。
そして、willの中にあるcanを探す。
反対に、canの中にあるwillも探す。
そうすると、少しずつ見えてくるものがあります。
自分が好きで、しかもできること。
そこには、たいてい何かしらのエネルギーがあります。
もっとうまくなりたい。
もっとわかりやすく伝えたい。
誰かに「助かった」と言われるとうれしい。
相手の表情が変わる瞬間に、こちらも力をもらう。
そういうエネルギーの中に、「他人」が介在しているものがあります。
そこに、needが見えてくるのだと思います。
自分が好きで、できて、しかも誰かに必要とされているもの。
それが、willとcanとneedの交差点です。
私の場合、その交差点にあるのは、やはり「伝えること」です。
簿記を伝えること。
統計学を伝えること。
年金を伝えること。
ただ、専門知識をそのまま難しく伝えたいわけではありません。
むしろ逆です。
難しそうに見えるものを、できるだけわかりやすく伝えたい。
初めて学ぶ人にも、苦手意識のある人にも、
「ああ、そういうことだったのか」
と感じてもらえるように伝えたい。
そして、できれば少し楽しく、少しワクワクしてもらえるように伝えたい。
簿記も、統計学も、年金も、一見すると難しそうに見えます。
専門用語も多いです。
小難しい話に聞こえることもあります。
でも本当は、仕事や人生の見え方を変えてくれる、とても面白い道具でもあります。
簿記は、お金の流れや会社の動きを見せてくれる。
統計学は、曖昧なものを数字で少しはっきりさせてくれる。
年金は、自分の働き方や生き方を考える手がかりになる。
そういうものを、難しいままではなく、相手に届く形にして伝えたい。
できることなら、小学生にもわかるくらい、やさしく。
そして、学ぶことそのものが少し楽しくなるくらい、ワクワクするように。
それが、私にとってのwillであり、canであり、needなのだと思います。
こうして考えてみると、私の中にあるのは、やはり「わかりやすく伝えること」なのだと思います。
講義で伝える。
人前で話して伝える。
そして、文章で伝える。
形は少しずつ変わっても、真ん中にあるものは同じなのかもしれません。
あなたにも、きっとあるのだと思います。
好きなこと。
できること。
そして、誰かに必要とされていること。
その三つが重なる場所。
そこは、ただ成果が出る場所というだけではなく、自分自身も少し幸せになれる場所なのかもしれません。
あなたの力がいちばん発揮される場所は、どこにあるのでしょうか。
