FedEx Corporation ( $FDX ) FY26 4Q決算分析(2026.6.23)と今後の展望
おはようございます、ももちゃんです。
今回はFedEx Corporation FY26第4四半期(3〜5月期)の決算分析をまとめていきます。
今回はFedEx Freightの分社化完了(2026年6月1日)後、初の決算発表となります。また今後は会計年度末がMay 31からDecember 31に変更となります。
<FedEx Corporation決算概要>
Q4 FY2026 Earnings Release | FedEx Corporation
EPS 予想:5.95$ 結果:6.31$
売上高 予想:24.0B$ 結果:25.0B$ (YoY+12.6%)
2026年度EPS 予想:19.86$ 結果:20.24$
2026年度売上高 予想:93.66B$ 結果:94.70B$ (YoY+7.7%)
新2026年度EPSガイダンス 結果:16.90〜18.10$
新2026年度売上高ガイダンス 結果:YoY+11.0%
※新2026年度(CY2026)…会計年度変更に伴い、今後はCalendar Year(暦年)での開示に移行
GAAP営業利益:1.55B$/売上高の6.2% (前年同期:1.79B$/8.1%)
調整後営業利益(非GAAP):2.09B$/売上高の8.4% (前年同期:2.02B$/9.1%)
GAAP純利益:1.60B$ (前年同期:1.65B$)
調整後純利益(非GAAP):1.53B$ (前年同期:1.46B$)
設備投資額:3.8B$(2026年度) (対売上高比4.0%・同社史上最低水準)
今期自社株買い:776M$(2026年度)
残存自社株買い:1.3B$
現金・同等物:13.3B$(FedEx Freight分社化に伴う4.1B$の配当含む)

(出所:FedEx Corporation決算資料よりももちゃん作成)
FedEx Corporationの売上高成長率は、YoY+12.6%、QoQ+4.2%となっています。

(出所:Yahoo Finance)
決算発表後、株価は時間外で約4.7%下落しました。
FedEx Corporationの向こう12か月NTM PERは約13.5倍。
<ももちゃんの所感>
FedEx Corporationの決算は、数字としては申し分ない内容でした。
EPS・売上高ともにアナリスト予想を上回り、構造改革によるB以上のコスト削減目標も達成しました。
FedEx Freightの分社化完了という大きなマイルストーンもやり遂げ、FedExはパッケージ物流に集中する新しいフェーズに入りました。
2026年度の調整後EPS 0.24は前年比+11.3%と、しっかり利益成長を示しています。
気になる点を挙げるとすれば、株価が好決算にもかかわらず時間外で下落した点です。
背景には新2026年度のガイダンスEPS(6.90〜18.10)の中心値7.50が市場コンセンサス(9.86)をやや下回ったこと、そして分社化後の収益性への不透明感があります。
調整後営業利益率が前年同期の9.1%から8.4%に低下している点も、引き続き課題として残っています。
ただしNTM PER約13.5倍は歴史的に見ても割安な水準で、Network 2.0によるコスト削減が続けば利益率改善の余地は十分にあります。
物流業界の安定的なキャッシュ創出力と、分社化後の身軽さを生かした戦略展開に期待したいと思います。
<投資評価>
業績の質:★★★★☆
EPSおよび売上高ともにアナリスト予想を上回り、B以上のコスト削減目標達成も評価できます。
分社化という大きな変革をこなしながら増収増益を達成した点は、経営チームの実力を示しています。
成長の持続性:★★★☆☆
Network 2.0による構造改革は着実に進んでいて、中長期的な利益率改善の道筋は見えています。
一方で世界的な貿易環境の不透明さと、分社化後の新たなビジネスモデルへの移行期という不確実性は残ります。
バリュエーション:★★★★☆
NTM PER約13.5倍は物流大手の中でも割安な水準で、業績の安定感を考えると魅力的な価格だと思います。
ガイダンスが市場予想をやや下回ったことで売られた分、むしろ買いやすくなった印象です。
総合評価:着実な銘柄として、じっくり積み上げていきたい
派手さはありませんが、構造改革の成果が着実に出てきていて、安心して保有できるタイプの銘柄だと思います。
分社化後の新しいFedExとして利益率がどこまで改善できるか、来期以降の数字に注目しながら丁寧に向き合っていきたい銘柄です。

