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【二十四節気】(春)清明

清明四日
(4月4日頃から4月19日頃にかけて)

一に「晴明」とも記す。
此の頃、万物発生し、天地清浄潔明なる意。

玄鳥至 鴻雁北 虹始見

つばめいたる
こうがんかへる
にじはじめてあらはる

桐始華 田鼠化爲鶉 虹始見

きりはじめてはなさく
でんそげしてうづらとなる
にじはじめてあらはる

桐の花はじめてさけ
ねづみもうづらとなりつ
にじもあらはる

三月の節は、春陽  いよいよ  さかん にして、そら 長閑のどかに晴わたる故、清明といへり。此頃、梧桐きりはなさくを以て桐始華といふ。

田鼠は、うごろもち也。此物、陰精いんせいにて土中にひそむ。然に、是も春陽に化せられてうずらとなる。鶉は陽鳥なり。
故に、暁天あかつき少陽の時になく。易の老陰らういん変じて少陽となるも此理なり。

虹始見とは、にじは日のひかりあめあして五色の色をあらはす。冬は日の力弱く、にじをなす事なし。此頃は、日の力つよくよく虹をあらはす。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『永暦大雑書大成:万民重宝

※ 「うごろもち」は、もぐらのこと。鼹鼠うごろもち


農家年中行事 清明

西瓜、冬瓜植てよし。牛蒡、葉にんじん蒔てよし。諸木とも接木ともよし。亜麻まきてよし。
春蕎麦まきてよし。刀豆、豇豆の類まきてよし。茶其外草木に毛蟲つくことあり取除くべし。
人参を植る。杉檜の苗植べし。蜜柑、金柑、柚、橙の挿木、つぎ木よし。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本区分農事暦:一名農家年中行事


清明
菜花布金
海棠爛熳
毛筍穿地

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候新撰


名花画帖 清明

清明一候 玉蘭嫓潔 はくもくれん

※ 「嫓」は、「媲」の異体字。

清明二候 桃李争態 もゝすもゝ
清明三候 海紅雲凝 かいだう

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二侯名花画帖 上


印存 清明

桐始華 益田香遠
田鼠化爲鴽 河井荃蘆

虹初見 郡司楳所

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候印存



参考:『日用便覧』『書翰文精義 上巻 訂3版』『古事類苑 第2冊』『広辞林 新訂版』『神通発秘:究天極地』『天文運機術:一名・天地人三道極意(四時気候)』『日本区分農事暦:一名農家年中行事』『万暦三世相:永代雑書』『気候案内記』(国立国会図書館デジタルコレクション)

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