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【二十四節気】(夏)立夏

立夏五日
(5月5日~5月20日頃にかけて)

立夏は夏の最初の日。

蛙始鳴 蚯蚓出 竹筍生

かはづはじめてなく
みゝづいづる
たけのこしやうず

螻蟈鳴 蚯蚓出 王瓜生

ろうくなく
をういんいづ
わうぐわしやうず

けらかはづなけば
蚯蚓みゝづも土をいで
王瓜からすうりさへおひしげる也


四月の節に入てなつ立ゆゑ、立夏といふ。

螻蟈鳴とは、ろうはけら也。こくひきがへるなりといふ。此 両虫りやうちう、皆少陽君火くんくわの時を得て、おのれは少陰の精なれば、おのづから悦び鳴をいふ。

蚯蚓出とは、蚯蚓きういんはみゝず也。大陰たいゝん湿度しつどの精にて、四月は乾為天けんゐてんにあたり、陽気壮なれば蚯蚓みゝず陽気にせまられ、陰土に安居しがたく、うごいて地上へ出るをいふ。

王瓜生とは、王瓜おうくわはからうすりと云。少陽せうやう少火せうくわの精にして、其色赤し。盛陽せいやうの火に感じて生ずるをいふ。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『永暦大雑書大成:万民重宝


農家年中行事 立夏

陸稲、赤小豆、茶豆、黒豆、青豆 まきてよし。西瓜、此節まきてよし。
早生の田植、此節始むべし。綿、此節まつ所もあり。●豆を刈り □ の肥に入れてよし。肉桂植かへよし。
馬鈴薯植てよし。晩稗、小豆、早黍、まきてよし。杉、檜、椎、檞、松、其外常緑木植てよし。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本区分農事暦:一名農家年中行事

※ □は欠字。


立夏
杜鵑啼血
芍薬堪贈
紫藤飾林
出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候新撰


名花画帖 立夏

立夏一候 山礬閣前 とちしば
立夏二候 石巌水浜 きりしま
立夏三候 白桐迎夏 きりのはな

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二侯名花画帖 上


印存 立夏

螻蟈鳴 山田寒山
蚯蚓出 前田默鳳
王瓜生 中村蘭臺

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候印存



参考:『日用便覧』『書翰文精義 上巻 訂3版』『古事類苑 第2冊』『広辞林 新訂版』『神通発秘:究天極地』『天文運機術:一名・天地人三道極意(四時気候)』『日本区分農事暦:一名農家年中行事』『万暦三世相:永代雑書』『気候案内記』(国立国会図書館デジタルコレクション)

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