淀鯉(よどこい)

淀鯉
鯉は、河魚の第一上品。『神農本草』に、鯉を魚の王とすといへり。山城国 淀の産を名物とす。中にも、淀ノ城の 水車 のあたりに住、鯉 一しほ 賞歓 する也。
しかれども、水車の辺にて、網打ことは、淀の御媒より御制道あれば、猟師みだりに魚を取こと叶はず。
鯉の大小は一年物、二年物、三ねんものとて、年にとりて高下をわかつ。年久しくへたるほど、魚はおほきし。



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