【女大学宝箱】(32)源氏物語②葵/榊/花散里/須磨/明石/澪標/蓬生/関屋

葵
はかりなき ちひろのそこの みるぶさの
おひゆくすゑは 我のみぞ見む
榊
神垣は しるしの杉も なきものを
いかにまがへて おれるさかきぞ
花散里
たち花の かをなつかしみ ほとゝぎす
花ちるさとを 尋ねてぞとふ
須磨
うきめかる いせおのあまを 思ひやれ
もしほたるてふ 須磨のうらにて

明石
秋の夜の つきげのこまよ わがこふる
雲井をかけれ 時のまも見む
澪標
かずならで はのこともかひ なきになに
みをづくし 思ひうめけむ
蓬生
たづねても われこそとはめ みちもなく
ふかきよもぎが もとの心を
関屋
あふさかの せきやいかなる せきなれば
しげきなげきの 中をわくらむ
※ 「つきげのこま」は、月毛の駒。
筆者注 ● は解読できなかった文字を意味しています。新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖
