『開化の笑顔』川柳(18)〽文明の芝居小ぎれにシャプいり


〽 今様の 芝居はとりて 洋服着
※ 「とりて」は、捕手。罪人を召しとる役人のこと。

〽 文明の芝居 小ぎれに シャプいり
〽 新藝の遠責 錻力太鼓 鳴り
※ 「小ぎれ」は、小切物。演劇で必要になる足袋、褌、手拭など衣服の付属品のこと。参考:『大日本国語辞典 巻2(こぎれもの)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「シャプ」は帽子のこと。参考:『開化乃入口 初編 上』(国立国会図書館デジタルコレクション)

〽 新聞の藝は ジヤンギリの さばき役
〽 芝居のぬれ場 あいまいの よふに見へ
※ 「ジヤンギリ」は、散切のこと。文明開化で流行った男性の髪型。
※ 「さばき役」は、裁き役。芝居で事件を取りさばいて、解決をつける役柄のこと。

〽 新聞の 芝居にいらぬ 長袴
〽 無銭では見せんと 場をば 一洗し
※ 「新聞の芝居」 参考:『真宗二諦妙旨談』『新聞集成明治編年史 第二卷』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「長袴」は、裾の長い袴。参考:『大日本国語辞典 巻3』(国立国会図書館デジタルコレクション)
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