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【二十四節気】(夏)大暑

大暑廿三  ※
(7月23日~8月6日頃にかけて)

暑熱盛なる季なり。

※ 今年は7月22日。

桐始結花 土潤溽暑 大雨時行

きりはじめてはなさく
つちうるふてむしあつし
たいうときゞゝふる

腐草化為螢 土潤溽暑 大雨時行

ふさうげしてほあるとなる
どじゆんじよくしよ
たいうときにおこなふ

くちしほたるとなれば
つちしめり溽暑あぶらでりして
夕立ゆふだちふる


六月の中には老陽せまりて、暑気はなはだし。故に大暑といふ。

腐草化為 螢とは、六月は二陰既に生じ、陰陽の気、腐たる草をむしほたると成を云。

土潤溽暑とは、地下に陰気いんき生じて、今まで夏の陽火にかはきたる土もうるほひしめる也。溽暑じよくしよとは、溽はあぶらでりとよむ地下ちかの陰気、老陽の火にむされてこしきの上に露のうく如く、天陰晦てんくもり溽暑あぶらでりするをいふ也。

大雨時行とは、大暑の節には山気大雨を催し、時々白雨ゆふだちして、草木を扶育たすけそだつるをいふなり。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『永暦大雑書大成:万民重宝


農家年中行事 大暑

大根、立秋の頃まで蒔きてよし、菠薐、白露の節までよし。綿の心止むべし。煙草の葉かき始てよし。
果物類につく蟲を取るべし。
藻草をとりて肥とすべし。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本区分農事暦:一名農家年中行事

※ 「菠薐」は、ほうれん草のこと。


大暑
香魚群游

※ 「香魚」は、あゆのこと。

槿花朝開

※ 「槿」は、むくげ。

建蘭薫室

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候新撰


名花画帖 大暑

大暑一候 茉莉雪香 まつりんくは

※ 「まつりんくは」は、茉莉花まつりか。ジャスミンの一種。

大暑二候 金鳳羣飛 ほうせんくは
大暑三候 素馨軽颺 そげい

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二侯名花画帖 上

※ 「素馨」は、ジャスミンの一種。そけい。


印存 大暑

腐草爲螢 奥村竹亭
土潤溽暑 片岡高立
大雨時行 沙門要■(■は巖-山)

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候印存



参考:『日用便覧』『書翰文精義 上巻 訂3版』『古事類苑 第2冊』『広辞林 新訂版』『神通発秘:究天極地』『天文運機術:一名・天地人三道極意(四時気候)』『日本区分農事暦:一名農家年中行事』『万暦三世相:永代雑書』『気候案内記』『明治三字経:簡易小学』(国立国会図書館デジタルコレクション)

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