見出し画像

【鳥図鑑】華鳥譜(1)まなづる/くろづる/しろづる

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『華鳥譜

まなづる
一名 なべづる  一名 ねづみづる
さう 『爾雅』  灰鶴くわいかく 余曽三『百鳥図』

あづはひあまくしほからくどくなし。きよおぎなひ、氣力きりよくし、むしころす。中風ちうぶう痨瘵らうさいすべて虚損きよそん百病ひやくべうす。五疳ごかんはらおほひ手足てあしやせるによし。味噌汁みそしるにてしよくすれば、五痔ごぢ脱肛だつこう及び水腫すいしゆ下血げけつす。せいあたゝむるによつて老人らうじん虚寒きよかんしやうにはよし。瘀血おけつ氣實きじつものにはこれをむ。

いま食用しよくやうつるみなこれなり。しかれども、あぢはひ陽烏くろづる中品ちうひんなり。朝鮮ちやうせん琉球りうきうさんおほくはこれなり。

※ 「中風ちうぶう」は、脳卒中の後遺症で半身不随などになった状態のこと。
※ 「虚損きよそん」は、気力や体力がだんだん弱くなっていくこと。
※ 「余曽三百鳥図」は、清の余曽三が描いた『百花鳥図』。

灰鶴
出典:国立国会図書館デジタルコレクション『百花鳥図 第1帖


出典:国立国会図書館デジタルコレクション『華鳥譜

くろづる
陽烏やうう  『本草拾遺』

およそ 鶴類つるるいうちこのものもつもつとも上品じやうひんとす。性味せいみ功能こうのう「まなづる」におなじ。


出典:国立国会図書館デジタルコレクション『華鳥譜

しろづる
一名 そでぐろ

性味せいみ功能こうのう「まなつる」に同じ。たゞしそのあぢはひにとりては下品げひんとす。



筆者注 ●は解読できなかった文字を意味しています。
新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖