【怪異】和漢百物語(1)主馬介卜部季武

和漢百物語
季武は、頼光四天王の其一人にて、万夫不同の英傑なり。ある夜、忍びて外面に出しに、怪の女● ● り、背に羽ありて、懐に産児を抱て、歎啼 有さる。此世の人とも思はれず、季武是をはつたと斜眼ば、形は ● て失にける。こは是、産女の怪とぞ聞えし。 隅田了古記録
※ 「季武」は、平安時代中期の武将。
※ 「頼光四天王」は、渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武の四人のこと。
※ 「万夫不同」は、多くの男が一緒になって当たっても、かなわないほど強いこと。万夫不当。
※ 「有さる」は、ありさる。その状態のまま時が過ぎるという意。
※ 「隅田了古」は、江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師。


※ 「ツキヂ大金」は、版元の築地大金。
※ 参考:『今昔物語集 巻第27(頼光等平季武値産女語第四十三)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
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