【女大学宝箱】(13)紙漉き


紙を漉業は、楮をたゝき、黄蜀葵の汁を相和して水にいれ、日をへて後に、●滓をさりて、あさき箱に入て、小き竹籚をもつてこれをすくひて、板にほしてかはきて後、はしをたちて、それ/\になす也。

凡、帋のいづる所多し。加賀の奉書、越前の鳥子を第一とす。杉原紙、美濃紙、岩城帋、修善寺、備中、檀紙(大高、小高)。
※ 「帋」は、紙。
※ 「大高」は、大判のこと。大高檀紙は大判の檀紙。

其外、北国、西国、中国よりさま/\出るなり。打曇、雲紙、玉盤紙、湊紙、半切、帋の厚やう、薄やう、尺長、五色紙、こと/\くしるしがたし。
※ 「打曇」は、漉染装飾紙のひとつで、雲の模様が入っているものをいうそうです。
※ 「雲紙」は、上部に青、下部に紫の雲の模様がはいった鳥子紙のこと。
※ 「湊紙」は、和泉国湊村で作られる鳥子紙のこと。
※ 「厚やう」「薄やう」は、厚様(厚いもの)、薄様(薄いもの)。
※ 「こと/\く」は、ことごとく。

● は解読できなかった文字を意味しています。新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖
