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【女大学宝箱】(27)七夕まつり

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『女大学宝箱

七夕まつりは、むかし桂陽城けいやうじやう武丁ぶていといふ者、七月七日の夜、織女しよくじよ銀河ぎんがをわたりて、牽牛けんぎうへあふと、たはふれにいひいだしたるを、あやまりつたえへて、さま/\のうりなす菓子くはしをすなへてまつるを「乞巧奠きつこうでん」といふなり。


※ 「桂陽城けいやうじやう武丁ぶていといふ者」は、桂陽けいよう成武丁せいぶていのことと思われます。梁の呉均が著した『続斉諧記せいかいき』の「七夕」に登場します。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『続斉諧記1

※ 「乞巧奠きつこうでん」は、七月七日の夜に織女星にお供えをして、女子の手芸が上手になるように願うお祭りのこと。

きこうでん 乞巧奠
出典:国立国会図書館デジタルコレクション『大日本国語辞典 巻1
乞巧奠(たなばたまつり)の所の図
出典:国立国会図書館デジタルコレクション『歴世女装考 : 4巻 炑


七夕まつりの所
出典:国立国会図書館デジタルコレクション『女大学宝箱

そのまつりの次第は、茅萱ちかやをしき、瓜果●●く手向たむけ、うつはものに水をいれて、ほしかげをうつしておがむ。

竹を七尺にきりて、左右さうにたて、そのさきにいとを七すぢ「ねがひの糸」とてかくるなり。また、かうをたき、ことをならして、祭る也。

古哥に
  庭の面に ひかでたむくる ことの音を
    雲井にかはす のきのまつ風

※ 「古哥」は、古歌。
※ 「庭の面に…」は、山上憶良が詠んだ歌。参考:『国歌大観 : 五句索引 歌集部』『右近・女郎花・関寺小町・自然居士・大会』(国立国会図書館デジタルコレクション)

※ 「ねがひの糸」 参考:『海 : 日本辞書 第1-4冊(たなばた)』『歌のしをり(七夕)』『俳諧歳時記栞草 秋・冬・雑の部 増補改正』『俳諧手挑灯』(国立国会図書館デジタルコレクション)



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