東京名物百人一首(3) 御茶所本家山本/御園白粉/六阿弥陀詣/日本美術協会
御茶所本家 山本

㐂撰法師
わが市區の 都の中央 日本ばし
茶は山本と 人はいふなり
【元歌】
わが庵は 都のたつみ しかぞすむ
世をうぢ山と 人はいふなり

𠆢嘉 宇治 信樂 諸國
御茶所
本家 山本嘉兵衛製
東京日本橋通貮丁目 茶問屋卸小賣
御園 白粉

小野小町
花の色 うつりにけりな 白粉は
御園化粧の 名こそ弘まる
【元歌】
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

御料 御園 白粉
東京芝
胡蝶園謹製 発賣元 丸味屋商店
六阿弥陀詣

蝉丸
これやこの 行も帰るも 六あみだ
人も彼岸は 大方の慈悲
【元歌】
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関

彼岸の六阿弥陀参りは、毎年 春秋二期の彼岸中
善男善女老若をふ問 参詣して後世を願ふ。
此行事、昔も今もかわりなし。
是も東京名物に加べき 𦾔事保存の一つや。
※ 「ふ問」は、不問。とわず。
※ 「𦾔事」は、旧事。
日本美術協會

参議篁
術の華 上野園に 古器出るとは
人には観せよ 美術協会
【元歌】
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
人には告げよ 海人の釣り舟

第三十六回 美術展覧會
特別入場券 日本美術協會
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