【女大学宝箱】(8)綿帽子


婦人の白綿をつみて被を綿帽子とす。こしらへやう、糊かげんあり。のりは、ひめのりよりは、蕷のりよし。いものりなくば、水仙の根をすり、ひくべし。
※ 「被」は、誤読しているかもしれません。
※ 「こしらへやう」は、拵え様。作り方の意。
※ 「ひめのり」は、ご飯を柔らかく煮て作った糊のこと。

都にてつくる所、一条の北 入江殿といふ尼寺なり。三時智恩寺と申す。この所を入江の辻子といふ。浄土宗知恩院派なり。高貴の家より尼となりて、此寺に住たまふ。

寺領は二百石なり。此寺の尼のつくる所よしとす。式尺、長帯、被、帷子をこしらゆるなり。今はひらり帽子、両口、ふなわた、などあり。
※ 「ひらり帽子」は、江戸時代の女性のかぶり物のひとつ。参考:『大日本国語辞典 第4巻に〜ん(ひらりばうし)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「ふなわた」は、船綿帽子のこと。参考:『大日本国語辞典 第4巻に〜ん(ふなわた)』(国立国会図書館デジタルコレクション)

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