『開化の笑顔』川柳(28)〽坐頭坊が明笛までもふきおぼへ


〽 ヂヤチヱ 今度は 月琴が 流こんし
〽 クワンチヤンの ゴン的 カン/\の ● を弾
※ 「月琴」は、中国から来た弦楽器。

『大日本国語辞典 巻2』
※ 「ゴン的」は、権的。妾のこと。
※ 「クワンチヤン」 参考:『百猫画譜』『支那海水路誌 第一巻』『支那之真相』『速成支那語』(国立国会図書館デジタルコレクション)

〽 坐頭坊が 明笛までも ふきおぼへ
〽 ケチな奴ツ 本譯出来ぬ 詩を調ひ
※ 「坐頭坊」は、目の不自由な人がお坊様の姿になって琵琶を弾いたり唄を歌ったりして諸国をまわる人のこと。参考:【まんが日本昔ばなし】座頭の木(youtube【公式】まんが日本昔ばなし)『古事類苑 第39冊』『社会文学辞典』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「明笛」は、明楽に用いる竹製の横笛のこと。
※ 「本譯」は、本訳。

〽 骨董屋は 月琴 かけなしと 洒落
〽 髷坊主 散切もある 合奏會
※ 「かけなし」は、月琴が欠けていないことと掛売りなしの掛け言葉でしょうか。

〽 チヤン/\の ドンタク カン/\ ヱーを弾
〽 南京の月琴 近の大流行
※ 参考:『弥次・喜多満洲膝栗毛(支那旅行当用語)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
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