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マイクロフォーサーズの歴史、市場に与えた影響 〜小さなセンサーがもたらした大きな革命〜 / (最後にオチ有り)

自分用の備忘録として書き始めました

 普段からOM SYSTEM推し、マイクロフォーサーズ推しをしている私ですが、写真を撮る側ばかりに傾倒しており、カメラの知識を詰め込むことをあまりしてきておりません。自分が使用しているカメラでさえ、踏み込んだところの知識は持ち合わせていないので、この頃は改めてお勉強することにしております。合間など、時間がある時にスマホなどで調べたりするのですが、小難しい内容はちょうど良い睡眠導入剤になって殆ど捗ってないのが現状ではあります…(  ³ω³ )


ベテランの方には周知の事とは思いますけども

 日々の眠気と格闘しつつ、今回は自分のお勉強のためにマイクロフォーサーズの始まり、特に初期を中心に、マイクロフォーサーズが市場に投入される意味や影響などについて色々調べてまとめてました。
 長年カメラを扱っているベテランの皆々様におかれましては「今さら」のような内容だと思いますが、私にとってはまだまだ勉強不足なカメラ素人です。こんな事も知らなかったクセに、偉そうにマイクロフォーサーズ語ってたのかと厳しいお言葉もいただく覚悟でございます。
 内容的には各所重複する部分などもあったりして結構長文になっております。まあ、自分用の備忘録として無作為思いつくままに書き出してますので、乱筆乱文はご容赦願います。

 私自身はカメラ歴が長い訳でも無く、専門的に学んできたわけでもなく、今回の備忘録につきてはネットに転がっている情報を中心に参考にして書き綴っております。経験・知識不足等による内容の精査が甘く、情報に誤りがある箇所が見られると思います。その場合、ご指摘して頂ければ修正訂正いたします。

 思いのほか大作になってしまったのですが、最後までご覧いただければマイクロフォーサーズシステムについてもっと理解を深めて頂けるものになったんじゃないかなと思います。



■マイクロフォーサーズの前には「フォーサーズ」という規格があった

 マイクロフォーサーズ規格は2008年に誕生しましたが、それ以前に2003年から「フォーサーズ」という規格がありました。

 フォーサーズ(Four Thirds)システムは、デジタルカメラ専用の規格としてゼロから設計された初のシステムです。主にオリンパス(現OMデジタルソリューションズ)とコダックが中心となって、2003年に発表されました。
 誕生の背景には、以下のような明確な目的と時代的要請がありました。マイクロフォーサーズのお話をする前に、まずは前身であるフォーサーズシステムについての予備知識を取得してから話を進めたいと思います。

■フォーサーズ規格が生まれた理由

1. フィルムカメラの流用ではなく、デジタル専用として設計

 なぜフォーサーズシステムを作らなければならなかったのか、という理由については様々な要因があると考えられますが、主には当時オリンパスが抱えていた、

  • フィルム一眼レフ事業の縮小傾向

  • 大手他社との競争激化による市場支配力の低下

  • プロ向けの実績や信頼性の希薄

などの理由により、オリンパスはデジタルの特性を活かした"まったく新しい"一眼レフシステムを作ろうと考えました。

 当時、多くの一眼レフはフィルムカメラのボディにデジタルセンサーを無理やり組み込んだものでした。そのため、光学的に最適でない、大きくて重い、センサーサイズに合わせたレンズに乏しい、などによる問題があったことにより、フォーサーズは最初からデジタルに最適化した設計を目指しました。 

2. 小型・軽量なシステムの実現

 センサーサイズ(約17.3×13.0mm)をあえて小さくすることで、小型軽量なレンズ設計が可能で、カメラボディもコンパクトにできることをアピールして、プロ用一眼レフが大きく重かった時代に、より機動性の高いシステムを提供するという狙いがありました。

3. レンズとボディの高精度な連携を想定

 AFや絞り制御など、完全電子制御前提のマウント設計になっており、光学と電子の連携がしやすく、将来的な自動化・電子制御進化を想定した設計を可能にするとされていました。

4. 画面のアスペクト比 4:3 を基準

 なぜ3:2ではなく、4:3を採用したのかについてはその理由はいくつかありますが、そもそも3:2という比率はフルサイズやAPS-Cは35mmフィルム(3:2)の流れを引き継いだサイズ設計です。35mmフィルムの延長線ではないデジタル写真に最適な規格をゼロから設計しようと考えた結果、最も合理的で汎用性の高い比率として4:3を採用したとされます。
 フォーサーズセンサーは3:2より画面の高さ方向に情報量が多いので、イメージサークルを無駄なく使えてトリミングによる無駄を最小限にできます。よってレンズを小さくしながら画質を確保しやすいというのが大きなメリットでした。

補足:フォーサーズという名の由来
「4:3(four-thirds)」というアスペクト比の意味と同時に、センサーサイズの対角が「4/3インチ相当」であることに由来。
※正確にはセンサーサイズ ≠ 4 ÷ 3 インチではないが、これは撮像管時代の名残りによる表現



なぜ小さいセンサーサイズ(=フォーサーズ)を選んだのか?

 フォーサーズという、あえて小さめのセンサー(4/3型)を選んだのは、次のような理由があります:

1. 小型・軽量の理想を実現するため

 センサーが小さいと、それに合わせてレンズも小さく・軽くできます。同焦点距離のフルサイズ/APS-C用レンズと比較しての小型設計が可能になり、結果として、持ち運びやすい高画質な一眼システムが実現できる、というのがコンセプトでした。

2. 画質とサイズのバランスが良いと判断

 APS-Cやフルサイズは画質面では優位ですが、カメラもレンズも大型化してしまいます。そこでフォーサーズは「ちょうどよいバランス」を狙った設計だったとされます。当時の技術で、フォーサーズのセンサーでも十分な画質(解像力・ノイズ耐性)が得られると判断されていました。

3. システム全体を統一して最適化できる

 オリンパスは他社のようにセンサーサイズが混在しておらず、フォーサーズ一本にセンサーサイズを固定していたため、レンズ・ボディ・アクセサリすべてを一貫して最適化できるという効率面での強みがありました。

4. 将来の動画撮影も見据えていた??

 オリンパスは当初、主に静止画用途を意識してフォーサーズを設計していましたが、センサーサイズ4:3や完全電子制御マウントといった構造的特徴は、後のマイクロフォーサーズ時代における動画需要の高まりにも“結果的に”対応しやすい土台となりました。

5. フルサイズ機との戦場の差別化

小型軽量
大型なフルサイズ機とは真逆の価値を訴求

完全電子制御
AF・絞り・情報伝達すべてを将来を見据えて最適化

デジタル専用設計
周辺光量・収差補正を含めた光学系の最適化

新市場開拓
プロやハイアマよりも、新しい中級者〜趣味層を狙う


●フォーサーズについてまとめ

 オリンパスにはキヤノンやニコンのような巨大資本・技術力・市場シェアがなかったため、同じ「35mmフィルム一眼の延長線」での市場競争の劣勢に対し、勝てない戦場を冷静に見極めて、フォーサーズという「自分たちが優勢になれる場所」をゼロから作ろうとしました。
 フォーサーズは、単なるセンサーが小さい規格ではなく、デジタル時代の一眼カメラを根本から再設計しようとした挑戦的な規格でありました。そしてその思想は、後のマイクロフォーサーズにしっかり受け継がれることになります。



■マイクロフォーサーズシステム誕生

 開発企業

  • オリンパス(現 OM SYSTEM)

  • パナソニック(LUMIX)

この2社が中心となって、2008年8月5日に「マイクロフォーサーズシステム規格(Micro Four Thirds System Standard)」を共同で発表。

 

背景:なぜマイクロフォーサーズシステムは開発されたのか?

 既存の「フォーサーズシステム」の限界

 オリンパスは2003年に「フォーサーズ(Four Thirds)」システムを独自開発しましたが、機構上の問題等で様々な限界が明確化されてきました。

▶浮き彫りとなった限界とは

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